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Veritas In Silico(130A)の株価は割安?決算推移・配当・今後5年の株価予想

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株価

最新(2026-03-06)
476.00
前日比 +5.00(+1.06%)

株式会社Veritas In Silicoとは

Veritas In Silicoは、mRNAを標的とした低分子創薬技術を製薬会社に提供する創薬ベンチャーであり、共同創薬研究による契約金やマイルストーン収入を主な収益源とする企業である。Veritas In Silicoは、インシリコ技術と生物学的実験技術を組み合わせ、メッセンジャーRNA(mRNA)上の部分構造を標的とする新しい創薬手法を確立している。従来のタンパク質を標的とした創薬では難しかった疾患にも対応可能な次世代創薬として期待されており、製薬業界における新しいパラダイムの創出を目指している。

同社の中核となるのは、創薬プラットフォーム「ibVIS®」であり、mRNA上の創薬標的となる部分構造の探索から、化合物のスクリーニング、最適化までを一貫して行うシステムを構築している。このプラットフォームは、製薬企業が保有する化合物ライブラリーや研究資産を活用しながら、新たな創薬領域へ展開できる点が特徴となっている。

さらに、ibVIS®は進化し、AIと実験技術を融合した「aibVIS」へと発展している。aibVISでは、創薬プロセスごとに最適化された複数の特化型AIを組み合わせることで、高精度かつ効率的な創薬を実現している。特化型AIはそれぞれ特定領域に特化することで高い性能を発揮し、現場の研究者と連携しながら実用的に活用されている。

また、同社はルールベースAIとデータ駆動AIの両方を活用している。ルールベースAIはデータが少ない領域でも活用可能であり、mRNA創薬の初期段階で重要な役割を果たしてきた。一方、研究データの蓄積に伴いデータ駆動AIの導入も進み、機械学習を活用したスクリーニング手法「AISLAR」により、効率的な化合物探索を実現している。この手法により、全体の一部のスクリーニングで有効な候補を高確率で抽出することが可能となっている。

事業内容は、mRNAを標的とする低分子医薬品および核酸医薬品の創薬プラットフォーム事業であり、製薬企業との共同研究、技術提供、創薬支援を通じて収益を獲得している。契約一時金や研究開発の進捗に応じたマイルストーン収入、将来的にはロイヤリティ収入も収益源となる構造である。

本社は東京都品川区に所在し、神奈川県川崎市および新潟県新潟市に研究拠点を有する。インシリコ技術と実験技術、AIを融合した創薬基盤を強みに、次世代の医薬品開発を支援する創薬プラットフォーム企業として事業を展開している。

Veritas In Silico 公式サイトはこちら

直近3年間の業績・指標

決算期 売上高(百万円) 営業利益(百万円) 経常利益(百万円) 純利益(百万円) 1株益(円) 1株配(円)
22.12 178 -138 -138 -141 -25.7 0
23.12 360 37 35 33 6.0 0
24.12 194 -212 -233 -236 -37.1 0
25.12予 90 -400 -400 -400 -61.7 0
26.12予 250 -300 -300 -300 -46.2 0

出典元:四季報オンライン

キャッシュフロー

決算期 営業CF(百万円) 投資CF(百万円) 財務CF(百万円)
2023 68 -2 -2
2024 -217 -2,005 848
2025 -299 451

出典元:四季報オンライン

バリュエーション

決算期 営業利益率 ROA ROE PER PBR
2023 10.2% 1.9% 2.0%
2024 -109.3% -10.5% -10.7%
2025 -435.2% -22.6% -23.9% 1.79倍

出典元:四季報オンライン

投資判断

売上は3.6億→1.9億→0.9億予想→2.5億予想と大きく変動しており、継続的に積み上がる収益構造ではなく、契約の有無によって上下する不安定な推移となっている。営業利益は0.3億から-2.1億→-4.0億予想→-3.0億予想、経常利益・純利益も同様に赤字が拡大しており、収益面では明確に悪化トレンドに入っている。

営業利益率は10.2%から-109.3%→-435.2%と急激に悪化しており、売上規模に対して研究開発費や人件費などの固定費負担が極めて大きい構造が表れている。ROEは2.0%→-10.7%→-23.9%、ROAも1.9%→-10.5%→-22.6%と大幅に低下しており、資本・資産ともに効率的に利益を生み出せていない状態にある。

一度黒字化しているものの、その後は再び赤字へ転落しており、事業として安定的に利益を出すフェーズには至っていない。創薬ベンチャー特有の構造として、開発段階では費用先行となりやすく、短期的な業績は研究進捗や契約一時金の有無に大きく依存する。

PERは赤字のため算出不能、PBRは1.7倍前後と純資産以上で評価されているが、これは現在の利益水準ではなく将来的な創薬成功やライセンス収入への期待を織り込んだ価格となっている。つまり現時点の財務指標と株価の関係は、通常のバリュエーションでは説明しにくい状態にある。

またキャッシュフローを見ると、営業CFは0.68→-2.17→-2.99億円とマイナスへ転じており、本業からの資金創出はできていない。投資CFも-20億など大きくブレがあり、研究投資や設備投資の影響が大きい。財務CFで資金調達を行っている年もあり、外部資金に依存しながら開発を継続している構造が読み取れる。

全体としては、売上・利益ともに不安定で赤字が拡大している段階にあり、収益性・効率性の指標は大きく崩れている。現状は企業価値の評価軸が「利益」ではなく「パイプライン・技術・将来契約」に移っている典型的な創薬ベンチャーであり、業績の変動幅が非常に大きいハイリスク・ハイリターン型の銘柄と整理できる。

配当目的とかどうなの?

予想配当利回りは単26.12、単27.12ともに0.00%であり、インカムゲインは見込めない。業績面では、営業利益は0.3億円から-2.1億円へ赤字転落し、その後も-4.0億円予想、-3.0億円予想と赤字が継続する見込みとなっている。純利益も同様に赤字で推移しており、利益剰余金を積み上げる段階にはない。営業利益率も10.2%から-109.3%、-435.2%と急激に悪化しており、収益構造はまだ確立されていない。

資本効率も弱く、ROEは2.0%から-10.7%、-23.9%、ROAも1.9%から-10.5%、-22.6%とマイナス圏に沈んでいる。株主資本を使って利益を生み出せていない状態であり、配当余力という観点では厳しい水準にある。

キャッシュフローを見ると、営業CFは0.6億円→-2.1億円→-2.9億円と悪化しており、本業で資金を生み出せていない。投資CFもマイナスが続き、研究開発や設備投資が先行している構造である。財務CFは資金調達で補う局面があり、自己資金だけでは事業を回せていない段階にある。

また、PERは算出困難な状態であり、PBRも1.7倍前後と、資産に対してややプレミアムが付いている。これは現在の利益ではなく将来の成長期待で評価されていることを示している。創薬系ビジネスの特徴として、短期の利益や配当よりも「研究開発の進展」「提携契約」「パイプラインの成功確率」が企業価値を左右する。したがって、配当を出すフェーズに入るまでには時間がかかる構造になっている。

まとめると、現時点では配当目的で保有する銘柄ではなく、研究開発の進展や契約収入の拡大による評価変化を狙う段階の企業である。インカムゲインではなくキャピタルゲイン前提で考える必要があり、業績の不確実性と資金調達リスクを前提にした投資判断が求められる。

今後の値動き予想!!(5年間)

現在の株価は494円で、同社はmRNA標的創薬という先端分野に取り組む創薬ベンチャーであり、売上は3.6億円から1.9億円へ減少した後、0.9億円予想と縮小している一方で、営業利益は0.3億円から-2.1億円へ赤字転落し、その後も-4.0億円予想、-3.0億円予想と赤字が続く見込みとなっている。

営業利益率も10.2%から-109.3%、-435.2%と大きく悪化しており、収益構造は確立されていない段階にある。ROE・ROAもマイナス圏で推移し、PERは算出困難、PBRは1.7倍前後と、現在の評価は利益ではなく将来期待に依存している状態である。創薬企業特有の「結果が出るまで赤字が続く」フェーズにある点が株価の前提条件となる。

良い場合は、製薬会社との共同研究やライセンス契約が拡大し、一時金収入やマイルストン収入が積み上がるシナリオである。さらにパイプラインの進展や臨床開発の前進が評価されると、赤字でも将来性を織り込む形でバリュエーションが大きく切り上がる可能性がある。この場合、5年後の株価は900円から1,500円程度まで上昇する可能性がある。特に大型契約や開発成功が出た場合は一時的に急騰する局面も想定されるが、持続性よりイベントドリブンの値動きになりやすい。

中間の場合は、研究開発は継続されるものの、大型契約や大きな進展がなく、小規模な契約収入を積み上げながら赤字が続くシナリオである。株価は将来期待を一定程度織り込みながらも、資金調達や業績不透明感が上値を抑える。この場合、5年後の株価は400円から700円程度のレンジで推移しやすく、材料が出るたびに上下を繰り返すボラティリティの高い展開になりやすい。

悪い場合は、研究開発の遅延や共同研究の縮小、資金調達の希薄化などにより、成長期待が後退するシナリオである。赤字が拡大または長期化し、投資資金の回収が見えない状態が続くと評価が低下する。この場合、5年後の株価は200円から400円程度まで下落する可能性がある。特に増資による株式希薄化が発生した場合は、株価の下押し要因となりやすい。

総合すると現在値494円は、既に一定の将来期待を織り込んだ水準にあり、短期の業績ではなく「研究開発の進展」と「契約・提携の有無」に強く左右される銘柄である。安定成長型ではなく、成功すれば大きく上昇する一方、進展がなければ低迷が続くハイリスク・ハイリターン型の値動きになりやすいと整理できる。

この記事の最終更新日:2026年2月28日

※本記事は最新の株価データに基づいて作成しています。


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