株価
L is Bとは

L is B 株式会社(証券コード145A)は、東京都千代田区岩本町三丁目11番11号に本社を構える情報・通信業の企業です
2010年9月設立。事業年度は毎年1月1日から12月31日までで、定時株主総会は毎年3月、基準日は12月31日となっています。
2024年3月26日に東京証券取引所グロース市場へ上場し、売買単位は100株です。
主な事業内容は、現場作業者(フィードワーカー)向けビジネスチャットサービス「direct」を中核とした、現場向け DX(デジタルトランスフォーメーション)支援ソリューションの開発・提供です。
建設業など現場を伴う業務分野に強みを持ち、現場業務のデジタル化(例えば現場業務チャット、FAQボット、動画によるナレッジ共有や現場業務の効率化ソリューション)を提供しています。業績は IPO 後も順調に拡大しており、上場前・上場直後には初値公募価格より上昇し、DX・現場DXテーマが評価されています
直近3年間の業績・指標
| 年度 | 売上高(百万円) | 営業利益(百万円) | 経常利益(百万円) | 純利益(百万円) | 1株当たり利益(EPS, 円) | 1株当たり配当(円) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2023年12月期 実績 | 1,279 百万円 | 38 百万円 | 32 百万円 | 46 百万円 | 11.1 円 | 0 円(無配または未定) |
| 2024年12月期 実績 | 1,594 百万円 | 47 百万円 | 18 百万円 | 13 百万円 | 2.67 円 | 0 円(未定) |
| 2025年12月期 会社予想 | 2,080 百万円 | 154 百万円 | 150 百万円 | 115 百万円 | 21.5 円 | 0 円 |
バリュエーション
| 年度 | PER | PBR | 営業利益率 | ROE | ROA |
|---|---|---|---|---|---|
| 2024年(実績) | 258.80倍 | 2.07倍 | 3.0% | 0.8% | 0.5% |
| 2025年(予想) | 51.78倍 | — | 7.4% | 6.3% | 4.2% |
出典元:務情報・株価指標サイト FISCO
投資判断
株式会社L is Bは、まだ成長途中の企業で、業績は伸びていますが利益規模は小さく、投資するには慎重な判断が必要な銘柄です。
2024年12月期の実績では、売上高が約15億9千万円、営業利益が約4,700万円、経常利益が約1,800万円、純利益が約1,300万円でした。営業利益率はおよそ3%程度と低く、利益面ではまだ余裕があるとは言えません。ROEは約0.8%、ROAは約0.5%と、資本効率も控えめです。
ただし、2025年12月期の会社予想では、売上高が約20億8千万円、営業利益が約1億5,400万円、経常利益が約1億5,000万円、純利益が約1億1,500万円と大幅な増益が見込まれています。これが実現すれば営業利益率は7%台まで上昇する計算で、企業としての収益体質は確実に改善していくと見られます。
一方で、株価指標をみると、PERは予想ベースで約51倍、PBRはおよそ3.3倍となっており、現時点ではかなり割高な評価になっています。成長余地を織り込んでいるとも言えますが、業績の伸びが鈍化すれば株価調整のリスクも高いです。
会社としては財務基盤は健全で、自己資本比率は60%を超えており、黒字化も達成しています。ただ、利益の絶対額がまだ小さいため、景気変動やコスト増の影響を受けやすい点には注意が必要です。
総合的に見ると、L is Bは今後の成長を期待して中長期的に見守るタイプの銘柄です。2025年の増益予想どおりに進めば、株価上昇の余地はありますが、現在のPER水準を考えると「割安」とは言い難く、今の段階では様子見や分散投資の一部として検討するのが現実的です。短期の値上がりや配当狙いではなく、将来的な成長ポテンシャルを重視した投資が向いています。
配当目的とかどうなの?
株式会社L is Bは、配当目的の投資には向いていません。
まず、同社は上場したばかりのグロース市場企業で、事業の成長に資金を回している段階です。2024年・2025年ともに**配当は「無配」または「未定」**とされています。これは、利益を株主に還元するよりも、今は開発・営業・人材投資に回して事業を拡大する方針を取っているためです。
また、2024年の純利益はわずか1,300万円ほどと小規模で、仮に配当を出したとしても、実質的に利回りはごく低い水準にとどまります。2025年は黒字拡大が予想されていますが、それでもまだ配当を出せるほどの安定利益とは言い切れません。
さらに、同社が上場している「グロース市場」は、成長性を重視する企業が中心で、配当よりも株価の値上がり(キャピタルゲイン)を狙うタイプの銘柄が多い市場です。したがって、L is B も「今は利益よりも事業成長を優先するフェーズ」にあると考えるのが妥当です。
まとめると、L is B は今後の業績拡大に期待して中長期で成長を見守る銘柄であり、配当を目的に投資する対象ではないと言えます。配当重視なら、安定黒字・連続増配を続けている成熟企業(例えばインフラ、通信、銀行、製薬など)を検討した方が適しています。
今後の値動き予想!!(5年間)
ChatGPT:
株式会社 L is B(証券コード145A)の現在株価を 1,152 円 として、
今後5年間の値動き予想を良い場合・中間・悪い場合の3シナリオで平文にまとめました。
【良い場合】
2025年の業績予想どおり、売上・利益ともに大幅成長が継続し、営業利益率も7%台に改善。市場評価も上がり、PER が適度な水準に落ち着き、PBR や成長期待を反映して値上がり余地が大きい。5年後には 2,300~2,600 円 前後に上昇する可能性が高い。
【中間の場合】
2025年の業績予想がほぼ実現するものの、その後の成長は緩やか。コストや競争の影響で営業利益率や純利益率は改善するが、劇的な成長は見込めず、株価は利益成長や市場変動を織り込んで緩やかに上昇。5年後には 1,400~1,700 円 あたりで推移する可能性がある。
【悪い場合】
業績成長が思ったほど伸びず、原材料費高騰やコスト上昇、人手不足などにより利益が圧迫される。予想の営業利益が下振れ、黒字が縮小するリスクもある。
株価は市場や成長期待の剥落もあって低下傾向となり、5年後には 800~900 円 まで下落する可能性がある。
まとめると、良い場合は約 2,300~2,600 円、中間は 1,400~1,700 円、悪い場合は 800~900 円 が目安。現状の成長見込みを踏まえると、中間シナリオが最も現実的ですが、業績が順調に進めば良いシナリオに近づく余地があります。
この記事の最終更新日:2025年10月24日
※本記事は最新の株価データに基づいて作成しています。

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