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SDSホールディングス(1711)の株価は割安?決算推移・配当・今後5年の株価予想

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株価

最新(2026-03-19)
292.00
前日比 -14.00(-4.58%)

SDSホールディングスとは

SDSホールディングスは、東京都港区に本社を置く再生可能エネルギー関連企業であり、省エネルギー施設の設計・施工を軸に再建を進めている会社である。旧社名は省電舎ホールディングスで、かつてはESCO事業の草分け企業として知られていたが、現在は自家消費型の再生可能エネルギー事業へと事業構造を転換している。

主力事業は再生可能エネルギー事業であり、太陽光発電設備の設計・調達・施工を中心に展開している。従来は大型発電所案件を中心としていたが、現在は企業や施設向けの自家消費型太陽光発電へとシフトしており、電気料金削減と脱炭素化を目的とした提案を行っている。また、PPAモデルにも対応しており、初期投資不要で電力供給を受けられる仕組みを提供している。

省エネルギー事業では、エネルギー効率の改善や設備更新を通じたコスト削減支援を行っているほか、災害時のエネルギー確保を目的としたLPガス災害バルク設備の設置工事なども手掛けている。また、食品業界向けにはHACCP対応の書類管理・運用支援サービス「HACCP KEEPER」を提供している。

施設ソリューション事業では、不動産の再生・有効活用を行っており、中古マンションのリノベーションや再販、賃貸運用、シェアハウス運営などを展開している。空き家問題への対応や外国人需要の取り込みなどを通じて、不動産の価値向上と再利用を図っている。

さらに、太陽光パネルのリユースやリサイクルにも取り組んでおり、将来的な大量廃棄問題に対応するための検査技術や供給体制の構築を進めている。発電シミュレーションや事業収支計画の策定、公的補助制度の活用支援なども行い、導入から運用までのトータル支援体制を整えている。

沿革としては、1974年創業、1986年に株式会社省電舎設立、2004年に東証マザーズ上場。その後、ESCO事業から撤退し再生可能エネルギー事業へ転換。2017年に持株会社体制へ移行し、2021年に現在のSDSホールディングスへ商号変更している。過去には不適切会計問題により特設注意市場銘柄に指定されるなどの経緯もある。

本社所在地は東京都港区西新橋2-8-6 住友不動産日比谷ビル1階。全体としては、再生可能エネルギー、省エネルギー、施設ソリューションの3事業を柱に、自家消費型エネルギーを中心としたビジネスモデルへの転換を進めている企業である。

SDSホールディングス 公式サイトはこちら

直近の業績・指標

年度 売上高(百万円) 営業利益(百万円) 経常利益(百万円) 純利益(百万円) 1株益(円) 1株配当(円)
連21.3 844 -252 -272 -348 -73.3 0
連22.3 1,034 -260 -298 -333 -55.2 0
連23.3 3,402 -155 -210 -296 -34.6 0
連24.3 4,135 25 -51 -105 -11.8 0
連25.3 4,035 -14 -97 -151 -15.3 0
連26.3予 4,300 110 20 -50 -4.9 0
連27.3予 4,600 120 70 0 0.0 0

出典元:四季報オンライン

キャッシュフロー

年度 営業CF(百万円) 投資CF(百万円) 財務CF(百万円)
2023 -717 -657 1,287
2024 924 -150 -552
2025 -214 -973 1,004

出典元:四季報オンライン

バリュエーション

年度 営業利益率 ROA ROE PER(倍) PBR(倍)
2023 -4.6% -6.7% -56.9%
2024 0.6% -2.8% -15.8%
2025 -0.4% -3.3% -25.0% 5.14

出典元:四季報オンライン

投資判断

売上は41億→40億→43億と横ばい圏で推移しており、事業規模は一定水準を維持しているが、成長軌道には乗っていない。営業利益は0.2億→-0.1億→1.1億、経常利益は-0.5億→-0.9億→0.2億、純利益は-1.0億→-1.5億→-0.5億と、黒字と赤字を行き来する不安定な状態が続いている。営業段階では黒字化の兆しが見えるものの、最終利益では赤字が継続しており、収益構造はまだ脆弱な段階にある。

営業利益率は-4.6%→0.6%→-0.4%とゼロ近辺で推移しており、安定して利益を出せる体質には至っていない。ROEは-56.9%→-15.8%→-25.0%、ROAも-6.7%→-2.8%→-3.3%と大きくマイナス圏にあり、資本効率・資産効率は著しく低い水準にある。特にROEのマイナス幅が大きく、株主資本に対して十分な利益を生み出せていない状態が続いている。

PERは赤字のため算出不可であり、利益ベースでのバリュエーション評価ができない。一方でPBRは5.1倍と極めて高く、資産価値に対して株価が大きく上振れている。これは現状の業績ではなく、再生可能エネルギー事業や再建ストーリーに対する期待が株価に織り込まれている構造と読み取れる。

キャッシュフローを見ると営業CFは-7億→9億→-2億と安定しておらず、本業のキャッシュ創出力はまだ不安定である。投資CFも継続的にマイナスで、事業投資は続いている。一方で財務CFは12億→-5億→10億と資金調達と返済を繰り返しており、外部資金への依存度が高い状態となっている。

また配当は無配が継続しており、株主還元は行われていない。これは利益が安定していないことに加え、資金を事業維持・再建に優先的に回しているためと考えられる。

総合すると、この会社は売上規模は一定水準にあるものの、収益は極めて不安定で赤字が続いており、企業としては再建途上の段階にある。PBRが5倍超と高いことからも、現在の株価は実績ではなく将来の回復期待に強く依存している。黒字化が定着し、営業利益率が数%以上で安定するまでは評価の裏付けは弱く、投資判断としては「高リスク・期待先行型」であり、値動きも業績より思惑に左右されやすい銘柄と整理できる。

配当目的とかどうなの?

配当利回りは26,27年度ともに0.00%で無配が続いており、配当目的の投資対象としては成立していない状態にある。インカムゲインは一切期待できず、配当目当てで保有する意味はない。

業績面を見ると、純利益は-1.0億→-1.5億→-0.5億と赤字が継続しており、利益余力がないため配当を出せる段階にはない。営業利益は0.2億→-0.1億→1.1億と黒字化の兆しはあるものの、まだ一時的な回復の可能性もあり、安定的に利益を積み上げるフェーズには入っていない。

営業利益率も-4.6%→0.6%→-0.4%とゼロ近辺で不安定に推移しており、この水準では配当原資を継続的に確保することは難しい。ROEやROAも大きくマイナス圏にあり、資本効率の観点から見ても株主還元より事業立て直しが優先される局面にある。

キャッシュフローも営業CFが-7億→9億→-2億と安定せず、投資CFは継続的にマイナス、財務CFはプラスの年があるなど、資金繰り面でも外部資金に依存する構造が見られる。この状況では配当を出すよりも内部留保や資金確保が優先されるのが自然な状態となる。

またPBRは5.1倍と非常に高く、株価は配当や実績ではなく、再生可能エネルギー分野への期待や再建ストーリーによって支えられている。このため、仮に将来的に黒字化しても、すぐに配当再開という流れにはならず、まずは財務安定や事業基盤の強化が優先される可能性が高い。

総合すると、この銘柄は配当目的とは完全に性質が異なり、「無配+赤字+再建中」という段階にある。投資する場合は配当ではなく、黒字転換や成長ストーリーによる株価上昇を狙うキャピタルゲイン前提の銘柄となる。インカム重視のポートフォリオには適さず、リスクを取って回復を待つタイプの位置づけになる。

今後の値動き予想!!(5年間)

現在の株価304円を基準に5年間の値動きを考える。この会社は再生可能エネルギー分野への転換を進めているが、現状は赤字が続き、営業利益率もゼロ近辺で不安定に推移している。そのため株価は実績よりも「黒字化期待」「テーマ性」「資金需給」に強く左右される構造にある。

良い場合は、営業利益が継続的に黒字化し、営業利益率が3〜5%程度で安定、純利益も0億→2億→5億規模へと拡大するシナリオ。この場合、これまで評価できなかったPERが10〜15倍程度で意識されるようになり、PBRも5倍前後の「期待先行」から「実績裏付け型」へと質が変わる。再エネ・脱炭素テーマが追い風となれば資金流入も起きやすく、株価は500円〜800円、強い場合は1,000円近辺まで上振れる可能性がある。

中間の場合は、営業利益は黒字と赤字を行き来しながらも0〜1億程度で推移し、純利益もトントンから小幅赤字の状態が続くシナリオ。この場合、黒字化期待は残るが決定打に欠け、評価は現在と大きく変わらない。テーマ性による短期的な上昇と失望による下落を繰り返しやすく、株価は250円〜400円程度のレンジでのボラティリティの高い動きになりやすい。

悪い場合は、赤字が継続し、営業利益率もマイナス圏から抜け出せず、資金繰りへの不安が強まるシナリオ。この場合、増資や希薄化懸念が現実化し、PBR5倍という高評価も維持できなくなる。期待剥落と需給悪化が重なると株価は150円〜250円、場合によってはそれ以下まで下落する可能性がある。

この銘柄の特徴として、業績の安定性が低いため「業績連動型の株価」ではなく「思惑主導型の株価」になりやすい点がある。黒字転換のニュースや大型案件の発表などで短期的に急騰する可能性がある一方、期待が外れれば急落も起きやすく、値動きの振れ幅は大きくなりやすい。また無配であるため、下落局面で配当による下支えが効かない構造になっている。このため株価の下値は需給に依存しやすく、相場環境や投資家心理の影響を強く受ける。

総合すると、上振れ余地はあるものの、それは黒字化と成長ストーリーの実現が前提であり、現時点では不確実性が高い。典型的な「再建期待型の小型株」であり、安定投資ではなく値幅取りやテーマ投資向けの性格が強い銘柄といえる。

この記事の最終更新日:2026年2月28日

※本記事は最新の株価データに基づいて作成しています。


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