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藤田エンジニアリング(1770)の株価は割安?決算推移・配当・今後5年の株価予想

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株価

最新(2026-03-13)
1,733.00
前日比 -53.00(-2.97%)

藤田エンジニアリングとは

藤田エンジニアリング株式会社は、群馬県高崎市に本社を置く総合設備工事会社で、1964年10月28日に設立され、2025年3月末時点で資本金は約10億2,921万円、従業員数は連結で約610人/単独で約252人です。

同社は主に「建設事業」「機器販売・情報システム事業」「機器のメンテナンス事業」「電子部品製造事業」を展開しており、空調設備/給排水衛生設備/電気設備/環境設備などの設計・施工・据付・保守を手がけるほか、ソフトウェア開発や情報通信機器の導入、機器販売も行っています。また、取引先には大手建設会社などもあり、安定的な受注基盤を持っています。

財務面では総資産約302億9,402万円、純資産約189億8,444万円(2025年3月期連結)と比較的強い財務構成で、自己資本比率は約62.7%と健全な水準にあります。また、過去10年を見ると売上高は約1.2倍、純利益は約2.5倍と成長しており、年平均成長率は売上高で約2.19%、純利益で約9.72%という成績があります。

人材・組織面では、平均年齢は42.9歳、平均勤続年数は約15.6年、平均年収は約621万円(連結ベース)です。

このように、藤田エンジニアリングは設備工事と関連機器・システム分野で多岐にわたるサービスを提供し、安定した受注基盤と堅実な成長を背景に、財務的にも健全な体制を維持している中堅設備・建設企業です。

藤田エンジニアリング 公式サイトはこちら

直近の業績・指標

年度 売上高(百万円) 営業利益(百万円) 経常利益(百万円) 純利益(百万円) 一株益(円) 一株配当(円)
2023年3月期 27,164 1,734 1,898 1,275 139.6 40
2024年3月期 32,273 2,182 2,346 1,591 173.8 60(特別配当含む)
2025年3月期 32,646 2,951 3,123 1,787 195.0 60
2026年3月期(予想) 31,000 2,200 2,400 1,600 174.2 60

出典元:四季報オンライン

キャッシュフロー

決算期 営業CF(百万円) 投資CF(百万円) 財務CF(百万円)
2023年3月期 1,321 -802 -446
2024年3月期 1,976 -1,091 -486
2025年3月期 1,128 -839 -1,105

出典元:四季報オンライン

バリュエーション

年度 PER(倍) PBR(倍) 営業利益率(%) ROE(%) ROA(%)
2023年3月期 6.3 7.7 4.3
2024年3月期 6.7 8.9 4.7
2025年3月期 8.2(高値平均)
5.4(安値平均)
0.76 9.0 9.4 5.8

出典元:四季報オンライン

投資判断

藤田エンジニアリングは、直近3年間の業績と指標から判断すると、安定した成長と財務の堅実さを兼ね備えた中堅建設・設備関連企業です。特に利益率と資本効率の改善が続いており、株価指標面でも割安感が強い水準にあります。

まず営業利益は、2023年3月期の17億円から2025年3月期には29億円へと約1.7倍に増加しており、営業利益率も6.3% → 6.7% → 9.0%と着実に上昇しています。これは、受注単価の改善やコスト管理の徹底による収益体質の強化を示しています。経常利益・純利益も同様に増加しており、企業としての安定的な利益成長が確認できます。

ROEは7.7% → 8.9% → 9.4%、ROAは4.3% → 4.7% → 5.8%と、資本効率・資産効率の両面で改善が進んでおり、自己資本を有効に活用して利益を生み出す力が高まっていることが分かります。ROEが10%近いというのは中堅建設業としては高い水準です。

また、株価指標を見ると、2025年のPERは高値平均で8.2倍、安値平均で5.4倍、PBRは0.76倍といずれも低水準です。これは、業績が堅調であるにもかかわらず株価が割安に放置されている状態を意味します。特にPBRが1倍を下回っている点は、資産価値から見ても明確な割安株といえます。

総合的に見ると、藤田エンジニアリングは派手さはないものの、安定した受注基盤と堅実な経営に支えられた企業であり、財務内容も良好です。短期的な値上がりよりも、中長期で配当と着実な株価上昇を狙う堅実投資向きの銘柄と判断されます。リスク要因としては、公共工事・設備投資需要に左右されやすい点が挙げられますが、今の収益性と株価水準を踏まえれば、割安で安定した優良中小型株という評価が妥当です。

配当目的とかどうなの?

藤田エンジニアリングは、配当目的の投資として非常に向いている堅実株です。まず注目すべきは、ここ数年の配当実績の安定性です。2023年3月期は40円、2024年は特別配当を含めて60円、2025年も60円を維持する予定となっています。業績が好調な中でも無理に増配せず、安定配当を重視する経営方針が見て取れます。

建設・設備業界では景気変動に左右されやすい面もありますが、同社は利益水準が安定しており、営業キャッシュフローも毎年プラスで推移しているため、配当を継続的に出せる体力があります。

2025年3月期の1株益(EPS)は195円で、配当60円の場合、配当性向は約30.7%と非常に健全な水準です。無理のない範囲で配当を維持している点は、企業としての安定性の証です。仮に現在値1,577円を基準にすると、配当利回りはおよそ3.8%となり、東証スタンダード銘柄の中でも比較的高水準です。

さらに同社は自己資本比率が60%を超えており、借入依存度が低く、財務面での安全性が非常に高いです。これにより、景気が悪化しても減配リスクが小さく、長期で安心して保有できる高配当安定株として評価できます。

一方で、成長投資よりも安定志向が強いため、株価の上昇ペースは緩やかになる傾向があります。したがって、短期的な値上がり益を狙うよりも、長期保有で配当を受け取りながら、緩やかな株価上昇を待つタイプの銘柄といえるでしょう。

総合的に判断すると、藤田エンジニアリングは安定配当を継続しており、財務体質も強く、配当利回りが約4%前後と高水準で、減配リスクも小さいことから、配当目的での中長期保有に適した優良銘柄といえる。

今後の値動き予想!!

藤田エンジニアリングの現在値は1,577円です。ここから5年間の株価推移を考えると、業績の推移や建設需要の動向によって「良い場合」「中間」「悪い場合」の3つのシナリオが想定されます。

良い場合は、建設関連需要の拡大や設備投資の増加が続き、同社の主力である設備工事や情報システム関連の受注が堅調に推移するケースです。営業利益率は9%前後を維持しつつ、ROEも10%を超える水準で安定すれば、企業価値の見直しが進みます。PBRが1倍を上回り、PERが10倍程度まで評価されるようになると、株価は5年後に2,400円から2,800円前後まで上昇する可能性があります。中長期的な配当継続も加われば、安定成長銘柄として投資家から再評価される展開です。

中間の場合は、現在の業績水準を維持しながらも成長スピードが落ち着くケースです。売上や利益は横ばい気味ですが、堅実な経営により減益リスクは小さいと想定されます。市場評価もほぼ現状維持で、株価は1,600円から1,900円程度のレンジで推移する見込みです。配当利回りも現状の水準を維持できるため、保有して安定したリターンを得るタイプの投資になります。

悪い場合は、公共事業や民間設備投資が減少し、受注が鈍化するパターンです。利益率が低下し、営業利益率が6%台まで落ち込むと、投資家心理が弱まり株価は1,200円から1,300円前後まで下落する可能性があります。ただし同社は財務基盤が強く、赤字リスクは低いため、極端な下落は起こりにくいと考えられます。

総合的に見ると、藤田エンジニアリングは収益性が高く財務も健全な企業で、株価は依然として割安水準にあります。短期的な急騰は期待しにくいものの、5年スパンで見れば着実な業績成長とともに株価が上向く可能性が高い「堅実な中長期保有向け銘柄」といえます。

この記事の最終更新日:2025年10月29日

※本記事は最新の株価データに基づいて作成しています。


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