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サイバーエージェント(4751)の株価は割安?決算推移・配当・今後5年の株価予想

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株価

最新(2026-03-19)
1,402.00
前日比 -28.50(-1.99%)

サイバーエージェントとは

サイバーエージェント株式会社(証券コード4751)は、日本を代表する総合インターネット企業の一つで、広告・メディア・ゲームの3事業を柱に幅広いデジタルサービスを展開しています。
本社は東京都渋谷区宇田川町40番1号、代表取締役社長は藤田晋氏、設立は1998年3月18日で、資本金は72億3,400万円です。東証プライム市場に上場しており、グループ会社にはCygames、Ameba事業部、AbemaTVなどがあります。

主力のインターネット広告事業は、同社の収益の中核を担う領域であり、国内ではトップクラスのシェアを誇ります。AIを活用した運用型広告やSNS・動画広告、EC支援、DXソリューションなど、企業のマーケティング活動を幅広くサポートしています。広告配信の自動最適化やデータ解析基盤の強化などを進めており、特にデジタル広告の成長をけん引している存在です。

メディア事業では、インターネットテレビ局「ABEMA(アベマ)」を中心に展開しています。ABEMAは2016年にサービスを開始し、ニュース・ドラマ・アニメ・バラエティ・スポーツなど多様なジャンルを無料で視聴できる動画プラットフォームです。特にサッカーワールドカップ、格闘技、将棋、麻雀といったライブ配信が人気を集めており、若年層から中高年まで幅広い層に利用されています。広告収入に加え、有料の「ABEMAプレミアム」会員制度による定額課金モデルも拡大中で、将来的な黒字化も視野に入れています。

ゲーム事業では、子会社のCygamesを中心にスマートフォンゲームを開発・運営しており、「ウマ娘 プリティーダービー」「グランブルーファンタジー」「プリンセスコネクト!Re:Dive」などの大ヒットタイトルを抱えています。近年は新規タイトルの開発に加えて、eスポーツやアニメ、イベント展開などメディアミックス戦略も強化し、持続的な収益を確保しています。

また、AI・メタバース・ブロックチェーン技術などの新規領域にも積極的に取り組んでおり、「AI事業本部」を設立して自社開発の生成AIやクリエイティブ自動生成技術の研究開発を推進しています。インフルエンサーマーケティングやデジタルタレント事業、地方創生支援なども手がけ、広告・エンタメ・テクノロジーの融合を進めています。

企業理念は「21世紀を代表する会社を創る」。この理念のもと、サイバーエージェントは創業以来、変化の激しいインターネット業界で常に新しい挑戦を続けています。経営面では堅実な財務基盤を持ちながらも、挑戦的な事業投資を行う姿勢を維持しており、長期的な成長性を重視する投資家から高く評価されています。

総合的に見て、サイバーエージェントは広告テクノロジーのリーダーであると同時に、ABEMAやCygamesなどを通じて日本のデジタルコンテンツ産業を牽引する企業であり、今後もAIとデジタルエンターテインメントの融合を軸に成長を続けることが期待されています。

サイバーエージェント 公式サイトはこちら

直近の業績・指標

決算期 売上高(百万円) 営業利益(百万円) 経常利益(百万円) 純利益(百万円) 一株益(円) 一株配当(円)
2022年9月期 709,923 67,552 67,902 22,901 45.3 14
2023年9月期 719,451 22,351 22,710 3,540 7.0 15
2024年9月期 801,236 40,083 39,715 15,977 31.6 16
2025年9月期(予想) 850,000 66,000 66,000 31,000 61.2 17

出典元:四季報オンライン

キャッシュフロー

決算期 営業CF(百万円) 投資CF(百万円) 財務CF(百万円)
2022年9月期 17,946 -31,412 -2,801
2023年9月期 20,822 -40,290 53,491
2024年9月期 53,231 -38,331 -5,195

出典元:四季報オンライン

バリュエーション

決算期 営業利益率 ROE ROA PER(倍) PBR(倍)
2022年9月期 9.5% 16.0% 5.9%
2023年9月期 3.1% 2.5% 0.7%
2024年9月期 5.0% 10.2% 3.0% 高値平均:93.1倍
安値平均:53.9倍
4.42倍
2025年9月期(予想) 7.7% 19.9% 5.9% 24.58倍(予想)

出典元:四季報オンライン

投資判断

サイバーエージェントは、営業利益・経常利益・純利益や各種指標を見ると、中期的な回復基調にある成長株と位置付けられる。まず売上高は2022年以降増加が続いており、2025年は8,500億円予想と規模は着実に拡大している。一方で2023年は広告費や番組制作費の増加により利益が落ち込んだが、その後は回復に転じている。営業利益率も改善傾向にあり、2025年には7.7%まで回復見込みとなっている。

これはABEMA事業の収益構造改善が進んでいることに加え、広告事業とゲーム事業が再び利益成長を支えているためであり、全体として利益体質が立て直されつつある状況にある。ROEは2023年の2.5%から2024年10.2%、2025年19.9%へと大きく上昇見込みで、資本効率は急回復している。ROAも0.7%から5.9%へ改善しており、総資産に対する収益力も明確に回復している。

バリュエーションを見ると、2024年はPERが高値平均93.1倍、安値平均53.9倍と非常に高い水準にあったが、2025年予想では24.58倍まで低下しており、利益回復によって評価が落ち着きつつある。PBRは4.42倍と依然高いが、成長性を織り込んだ水準にある。

全体としては、売上拡大を維持しつつ、一時的に悪化した収益性が回復局面に入っている。特にROEの改善幅が大きく、利益成長の初期段階にあることが特徴となっている。今後は広告事業とメディア事業におけるAI活用やデータ解析の進展が利益率改善の鍵となる。これが進めば営業利益の伸びが加速し、株価の再評価余地が生まれる可能性がある。

一方で、PER・PBRともに依然として高めの水準にあり、広告市況の悪化や景気後退局面では株価の変動が大きくなるリスクは残る。結論としては、短期的には値動きが大きいが、中長期では業績回復を前提とした成長余地を持つ銘柄と整理できる。短期の値幅取りよりも、利益成長の進行とともに評価が落ち着いていく過程を取りにいく中長期投資向けの銘柄といえる。

配当目的とかどうなの?

サイバーエージェント株式会社は、配当目的の投資にはあまり向いていない銘柄です。2025年9月期の予想配当利回りは1.12%、2026年9月期も1.19%と、上場企業の平均である2%前後よりも低い水準になっています。

同社はもともと配当よりも事業への再投資を優先する経営方針を取っており、「ABEMA」やスマホゲーム、AI開発などへの積極的な投資を続けています。これにより将来的な収益拡大を狙っているため、安定した配当を重視するタイプの企業とは言えません。

とはいえ、サイバーエージェントは安定的な配当を継続しており、減配リスクは低いと見られます。利益が拡大すれば少しずつ増配していく方針で、配当性向もおおよそ30%を目安にしています。そのため、将来的に業績が伸びれば配当も増える可能性はあります。

まとめると、現状の配当利回りは低めで「配当狙いの投資」には向きませんが、業績の成長とともに株価上昇と配当増加の両方を期待できる銘柄です。長期的に企業成長に乗りたい人にとっては魅力がありますが、安定した配当収入を目的とする投資家にはやや物足りない内容といえます。

今後の値動き予想!!(5年間)

サイバーエージェント株式会社の現在値は1,504.5円です。今後5年間の株価の動きを、良い場合・悪い場合・中間の場合の3つのシナリオで予想します。

まず良い場合です。主力のインターネット広告事業が再び成長軌道に乗り、AIを活用した広告運用やデータ解析の高度化が進むことで、営業利益率が8〜10%まで改善します。また、動画配信サービス「ABEMA」が黒字化し、サブスク会員や広告収入が大幅に増加すれば、業績全体が押し上げられます。さらにゲーム事業でも新作ヒットや既存タイトルの好調維持が続けば、収益基盤は安定化します。このシナリオでは株価は5年後に 2,800円〜3,200円程度 まで上昇する可能性があります。

次に中間の場合です。広告事業やゲーム事業は堅調に推移するものの、「ABEMA」などメディア事業の収益化にはまだ時間がかかるケースです。営業利益率は6〜7%前後で安定し、ROEも15%前後を維持します。成長スピードは緩やかですが安定した増収増益を続け、配当も少しずつ増配されます。この場合、株価は 2,000円〜2,400円程度 で推移し、堅実な中期成長株として評価されるでしょう。

最後に悪い場合です。広告市場全体が景気減速の影響で縮小し、AI広告や動画広告の競争が激化。さらに「ABEMA」の赤字が続き、投資コストが業績を圧迫するケースです。営業利益率は5%を下回り、ROEも10%以下まで低下する可能性があります。市場の評価も低下し、PERが圧縮されることで、株価は 1,000円〜1,200円程度 まで下落するリスクがあります。

まとめると、サイバーエージェントの今後5年間は広告・ゲーム・メディアの3本柱の成長バランスにかかっています。ABEMAの黒字化とAI広告の収益拡大が進めば大幅な上昇が見込める一方で、コスト過多や景気後退が続けば下振れリスクもあります。おおよその想定株価レンジは、良い場合2,800〜3,200円、中間の場合2,000〜2,400円、悪い場合1,000〜1,200円程度です。

この記事の最終更新日:2025年11月9日

※本記事は最新の株価データに基づいて作成しています。


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