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シグマクシス・ホールディングス(6088)の株価は割安?決算推移・配当・今後5年の株価予想

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株価

最新(2026-01-09)
887.00
前日比 +17.00(+1.95%)

シグマクシス・ホールディングスとは

シグマクシスは、経営戦略立案から業務改革、システム導入、実行フェーズまでを一貫して支援する中堅コンサルティング会社である。コンサルティング業界の中では、戦略だけ、ITだけに特化するのではなく、戦略と現場実行をつなぐプロジェクト管理 PM を中核的な強みとしている点が特徴である。複雑で長期化しやすい変革案件において、構想倒れに終わらせず、成果が出るところまでやり切る実行力を重視している。

同社が掲げる大きなコンセプトが、デジタル経済下で企業が進めるべき三つの変革である。第一に、イノベーションを継続的に生み出す自律型組織をつくるマネジメント・トランスフォーメーション MX、第二に、デジタル技術を活用して業務効率や事業生産性を飛躍的に高めるデジタル・トランスフォーメーション DX、第三に、新たな成長エンジンとなる事業やサービスを生み出すサービス・トランスフォーメーション SX である。シグマクシスは、これら三つの変革が相互に連動して初めて、デジタル時代に適応した企業像が完成すると考えている。

事業の中核は、企業のトランスフォーメーションを支援するコンサルティングサービスであり、経営戦略や中期経営計画の策定、組織設計や人材・ガバナンス改革、業務プロセスの再構築、IT戦略立案からシステム導入、導入後の定着支援までを幅広くカバーしている。特に、複数の部署や外部ベンダーが関わる大規模プロジェクトにおけるPM力が評価されており、計画と現場を橋渡しする役割を担っている。

また、単独企業の改革にとどまらず、企業間連携やジョイントベンチャー設立、新産業創出といった企業横断型の取り組みにも注力している。業界の枠を超えた連携シナリオを描き、複数企業を巻き込みながら新たな価値を共創する点は、従来型のコンサル会社との差別化要因となっている。

同社のもう一つの特徴が、投資能力を活かした価値共創である。コンサルティング契約にとどまらず、顧客企業との共同出資や資本参加を通じて、リスクとリターンを共有しながら事業を育てるモデルにも取り組んでいる。これにより、単なる外部助言者ではなく、事業当事者として深く関与する姿勢を明確にしている。

グループ構成としては、持株会社がグループ全体の経営管理や事業活動の支援を担い、100%子会社である株式会社シグマクシスがコンサルティングサービスを提供している。住所は東京都港区虎ノ門に本社を構え、官庁街や大企業が集積するエリアに拠点を置いている点も、顧客基盤との親和性が高い。

シグマクシスは自らを、変革を束ねるアグリゲーターであり、登山家に寄り添い頂上から下山まで支えるシェルパのような存在と位置付けている。多様な専門性を持つプロフェッショナル人材と、国内外に広がるアライアンスネットワークを組み合わせることで、環境変化の激しい中でも高い機動力を維持し、戦略策定から実行、成果実現までを一貫して支援することを強みとしている。結果として、安定したコンサル収益に加え、共創型ビジネスによる中長期的な成長余地も併せ持つ企業といえる。

シグマクシス・ホールディングス 公式サイトはこちら

直近の業績・指標

年度 売上高(百万円) 営業利益(百万円) 経常利益(百万円) 純利益(百万円) 一株益 EPS(円) 一株当り配当 DPS(円)
連21.3 14,024 1,747 1,797 1,210 15.8 5.5
連22.3 15,654 2,759 2,764 1,664 19.8 6.5
連23.3 17,334 3,235 3,265 2,204 26.2 8
連24.3 22,410 4,232 4,338 3,232 38.3 13.5
連25.3 26,293 5,638 5,876 4,394 51.9 21
連26.3予 24,500 6,100 6,300 4,400 52.7 26
連27.3予 27,000 6,700 6,900 4,800 57.5 26〜28

出典元:四季報オンライン

キャッシュフロー

決算期 営業キャッシュフロー(百万円) 投資キャッシュフロー(百万円) 財務キャッシュフロー(百万円)
2023.3 2,085 -4 -2,696
2024.3 3,119 -1,035 -2,016
2025.3 5,390 -1,542 -4,073

出典元:四季報オンライン

バリュエーション

年度 営業利益率(%) ROA(%) ROE(%) PER(倍) PBR(倍)
2023.3 18.6 15.2 20.2
2024.3 18.8 17.6 24.4
2025.3 21.4 22.2 30.7 13.8〜23.8 5.12

出典元:四季報オンライン

投資判断

まず業績規模を見ると、連24.3は売上約224億円、営業利益42億円、経常利益43億円、純利益32億円である。連25.3では売上262億円、営業利益56億円、経常利益58億円、純利益43億円へと大きく拡大しており、トップラインの成長以上に利益が伸びている。連26.3予では売上は245億円とやや減少する計画だが、営業利益61億円、経常利益63億円、純利益44億円と利益はさらに伸びる見通しになっている。売上が一時的に減っても利益が拡大する構造になっており、収益性の高さがはっきり表れている。

営業利益率は2023年18.6%、2024年18.8%、2025年21.4%と一貫して改善しており、20%を超える水準に達している。コンサルティング業としてはかなり高い水準で、単価の上昇や生産性向上が進んでいることが数字から読み取れる。

資本効率を見ると、ROEは2023年20.2%、2024年24.4%、2025年30.7%と急速に上昇している。ROAも15.2%、17.6%、22.2%と非常に高く、総資産に対してもしっかり利益を生み出せている。利益率の改善と合わせて、ビジネスモデルとしてかなり完成度が高い状態に近づいていると判断できる。

一方で評価面を見ると、2025年の実績PERは安値平均13.8倍から高値平均23.8倍と幅がある。成長性とROEの高さを考えると20倍前後のPERは許容されやすいが、安値水準を除けば割安感は薄い。PBRは5.1倍と明確に高く、資本効率の高さを前提にした評価であり、バリュー株という位置付けではない。

以上を数値だけで総合すると、シグマクシスは営業利益・純利益の拡大、営業利益率20%超、ROE30%超、ROA20%超という点から、事業の質と成長性は非常に高い。一方でPER・PBRはすでに成長を織り込んだ水準にあり、割安さを狙う銘柄ではない。

投資判断としては、高収益体質と成長が続くことを前提に中長期で評価する銘柄であり、業績の伸びが続く限りは高評価が維持されやすい。一方、成長鈍化が見えた場合には、PBRの高さゆえに株価調整が起きやすい点には注意が必要、という結論になる。

配当目的とかどうなの?

配当目的という観点で見ると、シグマクシス・ホールディングスはメインターゲットにはなりにくい。予想配当利回りは連26.3、連27.3ともに2.93%と、東証全体で見れば平均よりやや高い水準ではある。ただし、高配当株と呼ばれる4%前後以上と比べると見劣りし、配当を最優先に考える投資スタイルには合わない。

一方で注目すべき点は、利益成長と配当水準のバランスである。営業利益・純利益は拡大傾向にあり、ROEやROAも非常に高い。こうした数値から見ると、配当は無理をして出している印象はなく、利益成長を背景に安定して支払われている配当といえる。配当性向も過度に高くはなく、内部留保や成長投資とのバランスを取っていると判断できる。

そのため、純粋な配当取り目的、いわゆるインカム狙いで長期保有する銘柄というよりは、成長企業として保有しつつ、2%台後半の配当をおまけ程度に受け取る位置付けになる。値上がり益を狙いながら、一定の配当も確保したい投資家向けといえる。

結論として、シグマクシス・ホールディングスは高配当株ではないが、業績成長が続く前提であれば、減配リスクは比較的低く、安定した配当が期待できる。配当目的単独で選ぶよりも、成長性重視+配当は補助的という考え方で評価するのが妥当である。

今後の値動き予想!!(5年間)

シグマクシス・ホールディングスは、経営戦略立案から業務改革、DX推進、システム導入、実行フェーズまでを一気通貫で支援する中堅コンサルティング会社である。特に戦略と現場実行をつなぐプロジェクト管理 PM に強みを持ち、構想倒れになりやすい大規模変革案件を、成果が出るところまで伴走してやり切る点を特徴としている。「マネジメント変革 MX」「デジタル変革 DX」「サービス変革 SX」という三つの変革を掲げ、単なる助言型ではなく、企業間連携や新事業創出まで含めた実行型コンサルを展開している点が、一般的なコンサル会社との差別化要因となっている。

売上規模は250億円前後と中堅クラスだが、営業利益率は18〜21%と非常に高く、ROE・ROAも20%前後から30%超へと急速に改善している。コンサル業界の中でも収益性と資本効率はトップクラスであり、事業モデルとしてはすでに成熟度の高いフェーズに入っている。一方で、人的リソース依存が強いビジネスであるため、成長スピードは案件獲得力と人材確保に左右されやすく、急拡大というよりは「高収益を積み上げていく型」の企業といえる。今後の値動きについて、現在値は887.0円である。この水準を起点に、今後5年間の値動きを考える。

良い場合は、DX需要や企業変革ニーズが想定以上に拡大し、同社のPM力と高付加価値案件が安定的に積み上がるシナリオである。売上は年率で緩やかに成長しつつ、営業利益率は20%超を維持、ROEも25〜30%前後で高止まりする。市場は同社を「高収益・高資本効率の成長コンサル企業」として評価し、PERは20倍台後半から25倍前後で安定する。この場合、5年後の株価は1,800円〜2,400円程度が視野に入る。

中間の場合は、業績は堅調に推移するものの、成長は想定通りでサプライズは少ないケースである。売上は横ばいから緩やかな増加、営業利益率は18〜21%、ROEは20%台前半を維持する。評価面では成長性と安定性のバランスが取れた水準に落ち着き、PERは15〜20倍程度で推移する。この場合、5年後の株価は1,300円〜1,800円程度となり、着実な右肩上がりの展開が想定される。

悪い場合は、DX投資の一服や競争激化により案件単価が伸び悩み、成長が鈍化するシナリオである。営業利益率は17〜18%程度まで低下し、ROE・ROAも20%を割り込む。高収益企業としての評価は残るものの、成長期待が後退し、PERは13〜15倍程度まで切り下がる。この場合、5年後の株価は700円〜1,000円程度で推移するリスクがある。

総合すると、シグマクシス・ホールディングスは、爆発的成長を狙う銘柄というより、非常に高い収益性と資本効率を武器に、安定的に価値を積み上げていくタイプのコンサル企業である。5年間では中間シナリオが最も現実的で、緩やかな上昇トレンドを描きやすい。一方で、すでにPBRは高水準であり、成長が止まった場合の調整リスクも小さくはない。高収益・高評価が前提となる、質重視の成長株という位置付けの銘柄だと言える。

この記事の最終更新日:2026年1月12日

※本記事は最新の株価データに基づいて作成しています。


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