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フロンティア・マネジメント(7038)の株価は割安?決算推移・配当・今後5年の株価予想

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株価

最新(2026-02-13)
584.00
前日比 -16.00(-2.67%)

フロンティア・マネジメントとは

フロンティア・マネジメント株式会社は経営コンサルティング、経営執行支援、M&Aアドバイザリー、事業再生支援、投資事業を中核とする独立系プロフェッショナルファームで、東京都港区六本木に本社を置く。戦略立案だけでなく実行まで関与するハンズオン型支援を特徴とし、企業価値向上を目的とした総合的な経営支援を行う。

主力は経営支援サービスで、経営コンサルティング、経営執行支援、M&A助言、再生支援を組み合わせて提供する。企業戦略・事業戦略・機能戦略の策定から実行まで一気通貫で関与し、経営陣の意思決定に必要な分析提供や利害関係者の調整を主体的に行う。製造業、流通、サービス、情報通信など多様な業界の実務経験者が在籍し、実行可能性を重視した支援を行う。

具体的な支援内容は幅広く、収益悪化と経営体制の変化が同時に発生したBtoC企業に対するガバナンス強化やブランド戦略の再構築、単一事業依存の製造業に対する新規事業開発の立ち上げ、上場メーカーの全社DX戦略の策定と実行支援などを手掛ける。外資系ファンド傘下企業の統合支援やPMI、企業不祥事の原因分析と再発防止策の提言、外食企業の中長期事業計画策定など、単なる助言に留まらず実行フェーズまで関与する案件が多い。

再生支援では金融機関やスポンサーと連携し、財務改善や事業再構築を進める。M&Aアドバイザリーでは企業買収・売却、企業価値評価、デューデリジェンス、制度関連助言などを提供する。教育研修や資金支援も行い、経営改革を多面的に支える体制を持つ。

投資事業も展開しており、企業へ出資した上で経営に関与し価値向上を図るハンズオン投資を行う。コンサルティングで企業改革を実行し、その成果を投資リターンとして取り込むモデルで、再生支援や成長支援と親和性が高い。海外のM&Aアドバイザリー会社を持分法適用会社として保有しており、クロスボーダー案件にも関与している。

収益構造はコンサルティング報酬に加え、M&A成立時の成功報酬や投資回収益が加わる複合型で、案件成立のタイミングによって業績変動が生じやすい一方、成功案件では利益率が高くなる傾向がある。人月型コンサルというより、成果イベントと投資成果に依存する性格を持つ経営支援会社である。

フロンティア・マネジメント 公式サイトはこちら

直近の業績・指標

決算期 売上高(百万円) 営業利益(百万円) 経常利益(百万円) 純利益(百万円) 1株益(円) 1株配(円)
連22.12 7,915 908 921 556 48.7 28
連23.12 10,025 1,251 1,238 780 67.5 41
連24.12 9,265 -632 -710 -694 -59.2 0
連25.12予 13,000 -350 -600 -870 -73.9 0
連26.12予 14,000 200 200 150 12.7 5〜13

出典元:四季報オンライン

キャッシュフロー

決算期 営業CF(百万円) 投資CF(百万円) 財務CF(百万円)
2023 225 -1,377 3,787
2024 -2,518 -63 4,302
2025 -2,051 -1,160 1,059

出典元:四季報オンライン

バリュエーション

年度 営業利益率(%) ROE(%) ROA(%) PER(倍) PBR(倍)
2023 12.4 21.0 7.1
2024 -6.9 -26.3 -4.9
2025 -2.5 -65.5 -6.0 12.9〜28.8 3.12

出典元:四季報オンライン

投資判断

まず利益規模の推移を見る。2023年は営業利益12.5億、経常利益12.3億、純利益7.8億で黒字を確保しており、収益性も保たれていた状態だった。ところが2024年は営業利益-6.3億、経常利益-7.1億、純利益-6.9億と一転して赤字へ転落している。

さらに2025年予想も営業利益-3.5億、経常利益-6.0億、純利益-8.7億と赤字が続く見込みで、短期的には収益回復が完了していない段階にある。一方で2026年予想では営業利益2.0億、経常利益2.0億、純利益1.5億と黒字回復が想定されており、業績は急悪化のあと回復を試みる大きな谷型の推移になっている。

収益性の変化はかなり極端で、営業利益率は12.4%から-6.9%から-2.5%へ急低下している。もともと一定の採算性を持っていたが、コスト増加や案件構成の変化などにより収益構造が崩れたと読み取れる。資本効率も同様で、ROEは21.0%から-26.3%から-65.5%、ROAは7.1%から-4.9%から-6.0%へ大きく悪化しており、現在は利益を生み出せていない状態が続いている。2026年に黒字化しても直ちに高収益企業へ戻るというより、まずは赤字脱却後の正常化フェーズに入る段階と考えられる。

利益の質を見ると、2023年は本業利益が出ていたのに対し、2024年以降は営業段階から赤字となっているため、一時的な特別損失ではなく事業採算そのものが崩れた局面だったと解釈できる。したがって2026年の黒字化予想も、成長というより回復の初期段階であり、安定的な利益積み上げが確認されるまでは変動の大きい状態が続く可能性が高い。

評価面ではPERは12.9倍から28.8倍のレンジ、PBRは3.1倍となっている。現在のROEとROAはマイナス圏にあるため実績収益だけを見ると説明がつかない倍率であり、資産価値よりも将来の利益回復を前提とした評価が付いている状態といえる。つまり足元の業績に対して割安と判断されているわけではなく、回復期待が評価の中心になっている構造である。

総合すると、この企業は安定収益企業ではなく業績変動が非常に大きい回復途上企業の位置にある。2023年までは収益企業だったが、2024年以降に収益構造が崩れ、2026年の黒字化が実現するかが重要な分岐点になる。したがって継続的な増益を前提に評価するタイプではなく、業績回復の進捗によって評価が変わる性格が強い企業と整理できる。現時点では成熟企業の安定性よりも、再成長に向かう途中段階の企業として扱うのが適切な状態と判断できる。

配当目的とかどうなの?

配当面を見ると、連26.12の予想配当利回りは0.00%であり、実質的に配当収入を目的とする銘柄ではないといえる。直近の利益推移も2023年は純利益7.8億の黒字だったが、2024年は-6.9億、2025年予想も-8.7億と赤字が続いており、まず財務と収益の立て直しが優先されている段階にある。2026年予想では純利益1.5億へ黒字回復見込みだが、回復直後の利益水準では株主還元より内部留保の積み上げが優先されやすく、配当再開はさらに後のフェーズになる可能性が高い。

資本効率もROE21.0%から-26.3%から-65.5%へ低下していることから、企業としてはまず事業の安定化を優先する局面にあると読み取れる。こうした段階では、利益を配当に回すより事業投資や財務改善に回す方が合理的であり、安定配当政策を期待するタイプの企業ではない。

総合すると、この銘柄はインカムゲイン目的には適さず、配当を受け取りながら保有する性格の株ではない。位置付けとしては配当株ではなく、業績回復後の利益成長を前提に評価が変化するタイプであり、株主還元は業績が安定してから検討される後工程のテーマになると考えられる。

今後の値動き予想!!(5年間)

現在値584円を基準に今後5年間の値動きを考える。この企業は2023年に黒字だったものの2024年と2025年は赤字となり、2026年に黒字回復予想という業績の谷を通過している途中段階にある。

そのため株価は安定成長株のように業績と連動して滑らかに上昇するタイプではなく、回復の確度に応じて評価倍率が大きく変動するボラティリティの高い値動きになりやすい。特に営業利益率が12.4%からマイナス圏へ落ち、ROEも21.0%から-65.5%まで低下しているため、市場は現在の利益ではなく将来の回復を前提に価格を形成しやすい局面にある。

良い場合は、2026年の黒字化が一時的なものではなく、その後も営業利益が継続的に増加するシナリオである。赤字企業から回復企業、さらに安定収益企業へと認識が変わると評価倍率が段階的に切り上がりやすい。特にROEが再び10%以上へ戻り、営業利益率が二桁に近づくような状態になると、回復株としての割引評価が解消される。この場合は業績確認のたびに上値を切り上げる展開となり、5年後の株価は900円から1,400円程度まで上昇する可能性がある。急騰というより決算ごとに評価が修正される階段状の上昇になりやすい。

中間の場合は、黒字化はするが利益水準が安定せず、年ごとに増減を繰り返すシナリオである。コンサル案件の偏りや投資負担によって利益率が上下し、ROEも低めの水準に留まる。この場合市場は成長期待と不安を同時に織り込み、評価倍率は大きく上がらない。結果として株価は材料に反応して上下するがトレンドは形成されにくく、5年後の株価は450円から750円程度のレンジで推移しやすい。回復期待が出ると上昇し、失望すると下落するボックス相場になりやすい。

悪い場合は、黒字回復が遅れたり再び赤字が続くシナリオである。利益が安定しない場合は回復株としての期待が剥落し、評価は資産価値ベースに近づく。ROEが低位のまま改善しない場合、成長性を織り込んだ評価が縮小しやすく、5年後の株価は250円から450円程度まで下落する可能性がある。急落よりも、決算のたびに期待が剥がれながら水準を切り下げる展開になりやすい。

総合すると現在値584円は安定利益を前提とした水準ではなく、将来の回復度合いに対する期待値で形成されている価格帯にある。株価は短期ニュースより決算での黒字定着や利益率の改善に強く反応し、長期では収益の安定化が確認できるかどうかによってレンジ自体が変化していくタイプの値動きになると整理できる。

この記事の最終更新日:2026年2月15日

※本記事は最新の株価データに基づいて作成しています。


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