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ワタミ(7522)の株価は割安?決算推移・配当・今後5年の株価予想

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株価

最新(2026-03-09)
948.00
前日比 -13.00(-1.35%)

ワタミとは

ワタミ株式会社は、東京都大田区羽田に本社を置く外食大手で、居酒屋を中心に宅食、農業、海外外食、環境関連まで幅広く展開する総合フードサービス企業です。もともとは1984年に有限会社渡美商事として創業し、居酒屋つぼ八のフランチャイズ店舗運営から出発しました。

その後、1992年に自社ブランドである居食屋 和民を立ち上げ、以降は和民ブランドを軸に全国へ店舗網を拡大していきました。現在は東証プライム上場企業として知られ、外食だけに依存しない多角化経営を進めています。

事業の柱は大きく分けて外食事業、宅食事業、農業事業です。外食事業では、三代目 鳥メロ、ミライザカ、焼肉の和民、かみむら牧場、炭旬、すしの和、T.G.I. Friday’s、WANG’S GARDEN、TEXMEX FACTORYなど多彩な業態を展開しています。

かつての和民やわたみん家を中心とした居酒屋企業から、焼肉、寿司、中華、ファストフードまで手がける総合外食企業へと姿を変えてきたのが特徴です。2024年にはサブウェイ日本法人を買収し、10年間のフランチャイズ契約を締結したことで、ファストフード分野への本格参入も進めています。

宅食事業ではワタミの宅食が収益の柱となっており、高齢者を中心に弁当や惣菜を届けるサービスを全国で展開しています。社員であるまごころスタッフが直接届ける仕組みを持ち、安定需要のある事業としてグループ収益を支える重要分野になっています。外食より景気変動の影響を受けにくく、ワタミの安定収益源としての役割が大きいです。

農業事業ではワタミファームを中心に、有機野菜や減農薬野菜の生産、酪農、乳製品加工まで行っています。自社農場や関連農場を通じて安全性の高い食材を外食店舗や宅食へ供給しており、生産から販売までを一体化する体制を築いています。さらに環境分野では風力発電など再生可能エネルギー事業にも取り組んでいます。

このようにワタミは、居酒屋 鳥メロなどを展開する外食企業というだけでなく、宅食を収益の柱に持ち、農業やエネルギーも含めて事業の幅を広げてきた企業です。近年は業態転換や海外展開、サブウェイ買収などを通じて再成長を目指している点が特徴です。

ワタミ 公式サイトはこちら

直近の業績・指標

年度 売上高(百万円) 営業利益(百万円) 経常利益(百万円) 純利益(百万円) 一株益(円) 一株配当(円)
連21.3 60,852 -9,715 -8,197 -11,586 -293.3 0
連22.3 64,362 -3,577 2,665 -1,844 -45.5 0
連23.3 77,922 1,474 3,883 1,674 41.3 7.5
連24.3 82,302 3,753 5,974 4,190 92.7 10
連25.3 88,713 4,568 5,246 3,522 75.9 10
連26.3予 91,000 4,600 5,250 4,000 99.7 10
連27.3予 93,000 4,750 5,400 4,100 102.2 10〜12

出典元:四季報オンライン

キャッシュフロー

年度 営業CF(百万円) 投資CF(百万円) 財務CF(百万円)
連23.3 6,721 -5,034 -1,538
連24.3 4,813 -3,138 59
連25.3 6,889 -6,556 -13

出典元:四季報オンライン

バリュエーション

年度 営業利益率(%) ROA(%) ROE(%) PER(倍) PBR(倍)
2023 1.8 2.9 9.4
2024 4.5 6.5 19.1
2025 5.1 4.9 13.1 13.8〜18.4 2.28

出典元:四季報オンライン

投資判断

売上は823億円から887億円、910億円予想と着実に拡大しています。外食企業としては安定した増収基調であり、事業規模はゆるやかに拡大しています。営業利益も37億円から45億円、46億円予想と増益基調で推移しており、コロナ後の業績回復が続いている状態です。急成長ではないものの、安定した利益回復が確認できます。

収益性を見ると、営業利益率は1.8%から4.5%、5.1%と大きく改善しています。2023年はまだ低収益でしたが、2024年以降は外食企業として平均的な水準まで回復しています。ただし高収益企業というほどではなく、外食業としては中程度の利益率に留まります。

資本効率を見るとROEは9.4%から19.1%、13.1%となっており、2024年は非常に高い水準でした。2025年はやや落ち着くものの、それでも10%以上を維持しており資本効率は比較的良好です。ROAも2.9%から6.5%、4.9%と改善しており、資産効率も回復しています。外食業としては平均以上の効率と言えます。

利益の安定性を見ると、営業利益45億円前後、純利益35億から40億円程度の水準で推移しており、大きくブレる企業ではなく安定した利益構造に近づいています。コロナ期の赤字から完全に回復し、通常の外食企業の利益体質に戻った段階と考えられます。

一方で株価評価を見ると、PERは13.8倍から18.4倍のレンジで推移しています。これは日本株全体の平均とほぼ同水準であり、割安でも割高でもない中立的な評価です。PBRは2.2倍とやや高めで、資産株としての割安感はありません。市場はこの企業を成長株というより、回復した外食企業として評価している状態です。

総合的に見ると、ワタミは売上拡大と利益回復が続く安定型企業です。営業利益率やROEも改善しており、企業体質はコロナ前より良くなっています。ただしPERやPBRはすでに平均的な水準まで評価されており、割安株とは言いにくい位置です。したがって投資判断としては安定回復企業だが強い割安感はない中立評価の銘柄と考えられます。キャピタルゲイン狙いの大幅上昇株というより、業績回復に沿って緩やかに株価が動くタイプの企業と見るのが妥当です。

配当目的とかどうなの?

配当目的で見ると、ワタミはあまり魅力の高い銘柄とは言えません。予想配当利回りは2026年3月期、2027年3月期ともに1.05%と低い水準で、日本株全体の平均である2%前後と比べてもかなり低い利回りです。この水準では配当収入だけで投資資金を回収するには長い時間が必要になり、インカムゲイン目的の投資には向いていない銘柄と言えます。

配当額を見ると、1株10円程度の配当を継続している状態ですが、利益規模から見ると配当性向はそれほど高くありません。純利益は35億円から40億円程度の水準にあり、理論上は増配余力はあるものの、会社としては配当より事業投資や店舗戦略を優先している段階と考えられます。外食企業は設備投資や店舗投資が多く、配当を大きく増やす企業は多くありません。

また株価評価を見ると、PERは13.8倍から18.4倍のレンジ、PBRは2.2倍と資産株としての割安感も強くありません。配当利回りが低く、バリュー株としての割安さも小さいため、配当狙いで長期保有する銘柄としての魅力は限定的です。

総合的に見ると、ワタミは配当株というより業績回復型の外食株です。配当目的で保有するよりも、外食需要の回復や店舗戦略、宅食事業の拡大による株価上昇を期待するキャピタルゲイン型の銘柄と考えるのが妥当です。配当利回りを重視する投資家にとっては優先度の高い銘柄とは言いにくく、あくまで補助的な配当が付いている程度の位置づけになります。

今後の値動き予想!!(5年間)

現在の株価948円で見ると、売上は823億円から887億円、さらに910億円予想と緩やかな増収が続いており、外食事業に加えて宅食事業を持つ企業として事業規模は着実に回復しています。営業利益も37億円から45億円、46億円予想と増益基調で推移しており、コロナ禍で大きく落ち込んだ外食事業が回復し、宅食事業が安定収益を支える構造になっています。

営業利益率は1.8%から4.5%、5.1%と改善しており、外食企業としては平均的な収益水準まで回復しています。ROEも9.4%から19.1%、13.1%と比較的高い水準で推移しており、資本効率も一定の改善が見られます。ただしPBRは2.2倍とやや高めで、急成長企業というより外食回復企業として評価されている段階です。

良い場合は、外食事業の回復に加え、宅食事業や新規業態、サブウェイ事業の拡大が進み、売上が1000億円規模まで拡大するケースです。営業利益も60億円前後まで伸び、営業利益率も6%近くまで改善すれば外食企業として収益力が評価されやすくなります。ROEも15%前後まで維持されれば市場評価が高まり、PERも18倍から20倍程度まで見直される可能性があります。その場合、株価は1,500円から1,900円程度まで上昇するシナリオが考えられます。

中間の場合は、売上が950億円前後まで拡大し、営業利益が45億円から50億円程度で安定するケースです。外食事業は回復しているものの大きな成長はなく、宅食事業が安定収益として支える状態になります。営業利益率は5%前後、ROEも10%から13%程度の水準で推移し、市場評価も現在と近いPER14倍から16倍程度で落ち着く可能性が高いです。この場合、株価は800円から1,100円程度のレンジで比較的穏やかな値動きになる可能性があります。いわゆる回復後の安定株に近い動きになりやすいパターンです。

悪い場合は、外食業界の競争激化や人件費上昇、原材料費の上昇などで利益率が再び低下するケースです。客数の減少や店舗採算の悪化が続けば営業利益は30億円台まで低下し、営業利益率も3%台前半まで下がる可能性があります。ROEも7%前後まで低下すると市場の評価も下がり、PERが10倍から12倍程度まで低下する可能性があります。その場合、株価は600円から750円程度まで下落するシナリオが考えられます。

まとめると、ワタミはコロナ後の外食回復と宅食事業の安定収益を背景に業績は改善している企業です。急成長株ではないものの回復型企業として一定の評価を受けており、5年間の株価イメージとしては、良い場合1,500円から1,900円、中間の場合800円から1,100円、悪い場合600円から750円程度のレンジで推移する可能性が考えられます。配当利回りは高くないものの、外食回復と新規事業の成長を見ながら株価が動くタイプの銘柄といえます。

この記事の最終更新日:2026年3月9日

※本記事は最新の株価データに基づいて作成しています。


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