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ハピネット(7552)の株価は割安?決算推移・配当・今後5年の株価予想

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株価

最新(2026-03-10)
3,165.00
前日比 +40.00(+1.28%)

ハピネットとは

ハピネットは、玩具、ゲームソフト、映像ソフトなどのエンターテインメント商品を中心に取り扱う日本の複合商社である。バンダイナムコホールディングスの持分法適用会社であり、バンダイナムコグループに属している。

東京証券取引所プライム市場に上場しており、日本の玩具流通分野では圧倒的な存在感を持つ企業として知られている。本社は東京都台東区に置かれており、コンピュータエンターテインメント協会の正会員でもある。

同社の主な事業は、玩具事業、映像音楽事業、ビデオゲーム事業、アミューズメント事業の4つで構成されている。玩具事業では国内最大級の玩具卸売企業として、キャラクター玩具やホビー商品を全国の家電量販店、玩具専門店、総合スーパー、ネット通販などに供給している。バンダイをはじめとする大手メーカーの商品を扱い、玩具流通の中核を担う存在となっている。

映像音楽事業では映画やアニメ、ドラマなどのDVDやBlu-rayソフトの企画・制作・販売を行っており、映画配給や映像作品の制作にも関わっている。ビデオゲーム事業では家庭用ゲームソフトや関連商品の卸売を行い、ゲームメーカーと小売店をつなぐ流通機能を担っている。また、日本国内におけるXboxやXbox360の代理店としての役割も果たしてきた。

アミューズメント事業では、カプセル玩具自動販売機などのアミューズメント筐体の卸売や運営を行い、商業施設や量販店などに設置されるガチャ機の運営なども手がけている。さらに近年は映像制作や映画配給などコンテンツビジネスにも力を入れており、映画やアニメ作品の製作・販売などを通じてエンターテインメント分野の幅広い事業を展開している。

ハピネットの起源は1968年にさかのぼる。創業者の河合洋がバンダイを退社し、玩具の卸売業を個人事業として開始したことが始まりである。1969年に有限会社トウショウを設立し、その後株式会社へ改組された。1991年に複数の会社を吸収合併して現在の株式会社ハピネットに商号変更した。

1994年には本社を東京都台東区に移転し、同年にバンダイが株式を取得したことでバンダイの関連会社となった。1997年には株式を店頭公開し、1998年に東京証券取引所第二部へ上場、2000年には第一部へ指定替えとなり、現在はプライム市場に上場している。

2000年代以降は物流体制の整備や子会社の設立を進めることで事業基盤を強化してきた。物流事業を担うハピネット・ロジスティクスサービス、玩具事業を担うハピネット・ホビーマーケティング、ゲーム関連事業を展開するマックスゲームズ、カプセル玩具事業を手がけるハピネット・ベンディングサービスなどのグループ会社を通じて事業を拡大している。また2023年にはアニメ関連企業のブロッコリーを子会社化するなど、コンテンツビジネスの強化も進めている。

映像制作分野では映画やアニメ作品の製作・販売にも関わっており、「フラガール」「ヘルタースケルター」「私の男」「キセキ-あの日のソビト-」などの映画作品に関与しているほか、アニメ作品でも多くのタイトルに参加している。

近年は映画会社や海外スタジオとのライセンス契約も拡大しており、ディズニー、ソニー・ピクチャーズ、ワーナー、NBCユニバーサルなどの映像ソフト販売にも関わるなど、コンテンツ流通企業としての存在感を高めている。

このようにハピネットは、玩具卸を中核としながらゲームソフト、映像ソフト、アミューズメント筐体、映像制作などを手がけるエンターテインメント総合商社である。メーカーと小売をつなぐ流通機能と、コンテンツ制作・販売機能を併せ持つ企業として、日本のエンターテインメント産業を支える重要な役割を担っている。

ハピネット 公式サイトはこちら

直近の業績・指標

決算期 売上高(百万円) 営業利益(百万円) 経常利益(百万円) 純利益(百万円) 一株益(円) 一株配当(円)
連21.3 259,313 4,249 4,321 2,591 118.2 50
連22.3 282,441 5,575 5,853 3,554 161.7 65
連23.3 307,253 5,842 6,194 3,561 160.8 65
連24.3 350,461 8,679 8,974 6,581 295.5 125
連25.3 364,418 11,677 11,963 6,764 306.8 130
連26.3予 400,000 14,000 14,200 8,500 387.1 135〜140
連27.3予 420,000 14,500 14,700 8,800 400.8 135〜150

出典元:四季報オンライン

キャッシュフロー

決算期 営業CF(百万円) 投資CF(百万円) 財務CF(百万円)
2023 6,744 -773 -1,454
2024 8,361 -5,075 -1,481
2025 18,121 -2,802 -3,993

出典元:四季報オンライン

バリュエーション

年度 営業利益率 ROA ROE PER(倍) PBR(倍)
2023 1.9% 3.7% 7.9%
2024 2.4% 5.8% 12.9%
2025 3.2% 5.5% 12.2% 7.9〜14.2 2.28

出典元:四季報オンライン

投資判断

ハピネットの直近の数値を見ると、売上は3504億円から3644億円、4000億円予想と着実に拡大しており、玩具やゲーム、映像ソフトなどエンターテインメント流通事業を中心に事業規模は安定して成長している。急激な成長ではないものの、エンターテインメント関連商品の流通需要を背景に堅実な増収が続いている企業といえる。

利益面では営業利益が86億円から116億円、140億円予想と大きく伸びており、収益力はここ数年で明確に改善している。経常利益も89億円から119億円、142億円予想と増益基調が続いており、純利益は65億円から67億円、85億円予想となっている。2025年は利益の伸びがやや鈍化しているものの、2026年は再び増益予想となっており、全体としては利益拡大の流れにある。

収益性を見ると営業利益率は1.9%から2.4%、3.2%と改善しており、卸売企業としては利益率が徐々に高くなっている。元々流通業は利益率が低くなりやすい業種だが、この会社は効率化や取扱商品の拡大により収益性を高めている状況である。ROEは7.9%から12.9%、12.2%と大きく改善しており、株主資本を使った利益創出力は中堅企業としては比較的良い水準にある。ROAも3.7%から5.8%、5.5%と上昇しており、企業全体の収益力は着実に改善している。

株価の評価を見ると、2025年のPERは7.9倍から14.2倍のレンジで推移しており、極端に高い評価ではなく比較的落ち着いた水準である。PBRは2.2倍となっており、資産価値に対してはやや評価が高めではあるが、利益成長を考えれば極端に割高という水準ではない。

これらの数値だけで判断すると、ハピネットは売上が安定して拡大し、利益もここ数年で大きく改善している企業である。営業利益率やROEも上昇しており、企業体質は良くなっている。一方でPERはそこまで高くなく、評価は成長株ほどではないため、安定成長型の企業として比較的バランスの取れた銘柄といえる。急成長株ではないが、利益拡大とともに評価が見直される余地のある企業と考えられる。

配当目的とかどうなの?

ハピネットを配当目的で見ると、極端な高配当株ではないものの、安定配当型の銘柄としては比較的バランスの良い水準にある。予想配当利回りは2026年3月期で2.92%、2027年3月期で3.31%となっており、日本株全体の平均配当利回りである2%前後を上回る水準で、配当目的でも一定の魅力がある。

業績面を見ると、売上は3504億円から3644億円、4000億円予想と拡大が続いており、事業規模は安定して成長している。営業利益も86億円から116億円、140億円予想と増益傾向で、利益水準はここ数年で大きく改善している。経常利益も89億円から119億円、142億円予想と拡大しており、純利益は65億円から67億円、85億円予想と2026年は増益見込みとなっている。利益の成長が続いているため、配当の継続性は比較的高いと考えられる。

収益性を見ると営業利益率は1.9%から2.4%、3.2%と改善しており、流通企業としては徐々に利益体質が強くなっている。ROEも7.9%から12.9%、12.2%と改善しており、資本効率は中堅企業としては良い水準にある。ROAも3.7%から5.8%、5.5%と上昇しており、企業全体の収益力は安定している。

株価評価を見るとPERは7.9倍から14.2倍のレンジで推移しており、過度な成長株評価は受けていない。PBRは2.2倍程度とやや高めだが、利益成長を考えれば極端な割高ではない。つまり市場からは高成長株というより、安定成長型の企業として評価されている状態である。

これらを踏まえると、ハピネットは利回り5%クラスの高配当株ではないが、業績が伸びている企業の中では比較的配当利回りが高い部類に入る。利益拡大とともに配当も徐々に増えているため、成長+配当の中間型の銘柄といえる。配当だけを目的にする場合は利回りがやや物足りないが、業績成長と配当の両方を狙う中長期投資としては比較的安定した銘柄と考えられる。

今後の値動き予想!!(5年間)

現在の株価3,165円で売上は3504億円から3644億円、さらに4000億円予想と拡大が続いており、玩具・ゲーム・映像ソフトなどエンターテインメント商品の流通を中心とした企業として事業規模は着実に成長している。玩具やゲームソフト、映像パッケージなどの流通を担う商社型ビジネスであり、大手メーカーの商品を幅広く扱うため売上規模は大きく安定しやすい特徴がある。

営業利益も86億円から116億円、140億円予想と増益基調にあり、エンターテインメント市場の拡大や流通効率の改善により収益力はここ数年で大きく改善している。営業利益率は1.9%から2.4%、3.2%と徐々に上昇しており、ROEも7.9%から12.9%、12.2%と改善していることから、企業体質は以前よりも強くなっている。

良い場合は、ゲームやアニメ関連市場の拡大、人気コンテンツの販売増加、映像事業やゲーム事業の伸びなどにより売上が4500億円規模まで拡大し、営業利益が170億円前後まで成長するケースである。流通効率の改善や高付加価値商品の増加によって営業利益率が4%前後まで改善すれば、企業の収益力に対する評価も高まりやすい。ROEも13%から15%程度の水準を維持できれば市場評価も高まり、PERが15倍前後まで見直される可能性がある。その場合、株価は4,500円から5,200円程度まで上昇するシナリオが考えられる。

中間の場合は、売上が4200億円前後まで拡大し、営業利益が150億円前後の水準で推移するケースである。エンターテインメント市場は成長するものの、流通業のため利益率は大きく上昇せず、営業利益率は3%台前半で安定する可能性が高い。ROEも10%から12%程度で推移し、PERも現在と近い10倍から13倍程度の評価に落ち着くと考えられる。この場合、株価は3,200円から3,800円程度のレンジで推移し、配当を受け取りながら比較的穏やかな値動きになる可能性がある。

悪い場合は、ゲーム市場の変動や玩具市場の縮小、パッケージ映像市場の縮小などにより売上成長が鈍化し、営業利益が100億円前後まで低下するケースである。利益率も2%台後半まで低下し、ROEも8%前後まで下がる可能性がある。その場合は市場の評価も低くなり、PERが8倍から9倍程度まで低下する可能性がある。こうした状況では株価は2,300円から2,700円程度まで下落する可能性が考えられる。

まとめると、この会社はエンターテインメント商品の流通を中心とした安定型のビジネスを持ち、売上と利益が緩やかに成長している企業である。急成長株ではないものの、利益体質は改善しており配当利回りも約3%あるため、配当を受け取りながら中長期で保有するタイプの銘柄といえる。5年間の株価イメージとしては、良い場合4,500円から5,200円、中間の場合3,200円から3,800円、悪い場合2,300円から2,700円程度のレンジで推移する可能性が考えられる。

この記事の最終更新日:2026年3月10日

※本記事は最新の株価データに基づいて作成しています。


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