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アシックス(7936)の将来性は?配当利回り・PER・PBRと今後5年の株価予想

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株ウォッチングスコア

成長性★★★★★
収益性★★★★☆
割安度★★★☆☆
安全性★★★☆☆
規模感★★★★★
総合評価 0.0 / 5.0
※四季報スコア・業績推移・株価水準などを基に独自算出

株価

最新(2026-03-24)
4,320.00
前日比 +68.00(+1.60%)

アシックスとは

アシックスは兵庫県神戸市に本社を置く世界的なスポーツ用品メーカーで、ランニングシューズを中心に各種競技用シューズやスポーツウエア、スニーカーなどの製造販売を行うグローバル企業である。1949年に鬼塚喜八郎が神戸市で鬼塚商会を創業したことが起源で、その後オニツカ株式会社として競技用シューズの開発を本格化させた。

1977年にはスポーツウエアメーカーのジィティオ、ニットウエアメーカーのジェレンクとの3社対等合併により現在のアシックスが発足し、総合スポーツ用品メーカーとしての体制が整えられた。社名はラテン語の格言「健全な身体に健全な精神があれかし」の頭文字に由来している。

事業の中核はスポーツシューズであり、特にランニング分野では世界的なブランド力を持つ。マラソンや陸上競技、バレーボールなどではトップ選手から一般ユーザーまで幅広い支持を獲得しており、日本のスポーツ用品業界では売上規模でもトップクラスに位置している。海外売上比率も高く、欧米やアジア市場でのシェア拡大を背景にグローバル企業としての地位を確立している。

製品ラインナップは非常に幅広く、ランニングシューズではターサー、スカイセンサー、マラソンソーティなどの競技志向モデルを展開し、軽量性やクッション性など用途別の機能を追求している。

陸上競技用スパイクのタイガーパウ、フットサルシューズのカルチェットやデスタッキ、バレーボール用のゲルアルタ、ハンドボール用のスカイハンドなど、競技別に専門性の高い商品群を揃えている。またバスケットボール、サッカー、ラグビー、アメリカンフットボール、ゴルフ、卓球など各種スポーツ向けシューズも展開しており、総合スポーツブランドとしての強みを持つ。

さらにウォーキングやライフスタイル分野でも事業を拡大しており、ペダラやジーロなどの健康志向シューズ、ワーキング用途の安全靴ウィンジョブ、走れるビジネスシューズRunwalkなど日常生活向け商品も開発している。キッズ向けのスクスクや医療従事者向けのナースウォーカーなど専門分野への展開も特徴である。

ブランド戦略としては、レトロファッションとして人気のオニツカタイガーや、80〜90年代のデザインを現代的に再解釈したアシックスタイガーなど複数ブランドを展開し、スポーツとファッションの両市場を取り込んでいる。スウェーデン発のアウトドアブランドホグロフスを傘下に持つなど、アウトドア分野にも進出していた実績がある。

研究開発面では神戸市にスポーツ工学研究所を設置し、生体工学や素材開発の観点からパフォーマンス向上につながる製品開発を進めている。競技者の走行データや足形計測など科学的分析を取り入れた商品開発は同社の大きな競争力となっている。

このようにアシックスはランニングシューズを核に競技用・ライフスタイル用の幅広い製品を展開し、世界市場でブランド力を高めながら成長を続ける日本発のグローバルスポーツ用品メーカーである。

アシックス 公式サイトはこちら

直近の業績・指標

決算期 売上高(百万円) 営業利益(百万円) 経常利益(百万円) 純利益(百万円) 1株益(円) 1株配(円)
連21.12* 404,082 21,945 22,166 9,402 12.8 6
連22.12* 484,601 34,002 30,913 19,887 27.2 10
連23.12* 570,463 54,215 50,670 35,272 48.1 16.3
連24.12* 678,526 100,111 92,601 63,806 88.3 20
連25.12 810,916 142,519 139,295 98,719 138.1 28
連26.12予 950,000 171,000 165,000 110,000 155.2 38
連27.12予 1,050,000 196,000 190,000 125,000 176.3 44〜46

出典元:四季報オンライン

キャッシュフロー

決算期(単位:百万円) 営業CF 投資CF 財務CF
2023 90,095 -4,640 -40,252
2024 104,614 -7,558 -84,322
2025 109,912 -29,414 -105,875

出典元:四季報オンライン

バリュエーション

年度 営業利益率 ROE ROA PER PBR
2023 9.5% 17.2% 7.5%
2024 14.7% 27.3% 12.2%
2025 17.5% 36.3% 16.8% 15.0~32.4倍 11.27倍

出典元:四季報オンライン

投資判断

売上は6785億円から8109億円、9500億円予想、1兆500億円予想と非常に強い増収トレンドが続いています。営業利益も1001億円から1425億円、1710億円予想、1960億円予想と大幅な増益が継続しており、成長力の高い企業であることが数字からはっきりと確認できます。

経常利益も926億円から1392億円、1650億円予想、1900億円予想と同様に大きく伸びており、利益成長の勢いは非常に強い水準です。純利益も638億円から987億円、1100億円予想、1250億円予想と急拡大しており、収益基盤の拡大が続いている状況です。

収益性を見ると営業利益率は9.5%から14.7%、17.5%と大きく改善しており、グローバルブランドとしての価格競争力や販売効率の向上が数字に表れています。ROEも17.2%から27.3%、36.3%と非常に高水準で推移しており、資本効率の面では日本株の中でもトップクラスの水準です。

ROAも7.5%から12.2%、16.8%と大幅に上昇しており、資産を活かした利益創出力も急速に強まっています。企業体質としては成長企業型かつ高収益企業型の両方の特徴を持つ状態です。一方で評価面ではPERは15.0倍から32.4倍レンジと高めの水準で推移しており、PBRも11.2倍と非常に高く、すでに成長期待が株価に大きく織り込まれている状態と考えられます。業績が順調に伸び続ければ株価上昇余地は残りますが、成長鈍化や利益率低下が起きた場合は評価調整による株価下落リスクも比較的大きい銘柄です。

総合的に見ると、売上・利益ともに急拡大し収益性も大きく改善しているため、企業の成長力そのものは非常に高いと判断できます。ただしバリュエーションはすでに高水準にあり、投資判断としては成長期待を重視する中長期成長株投資向きの水準です。割安株投資というよりは、業績拡大が続くことを前提に株価上昇を狙うタイプの銘柄と言えます。

配当目的とかどうなの?

配当面を見ると連26.12予想の配当利回りは0.87%、連27.12予想でも1.01%と低水準で、インカム目的としての魅力はかなり弱い銘柄です。純利益は638億円から987億円、1100億円予想、1250億円予想と大幅に増益しているものの、企業としては配当よりも成長投資やブランド投資を優先している構造と考えられます。このため利益が伸びても配当利回りが大きく上昇しにくい特徴があります。

一方で営業CFは1000億円規模に近い水準まで拡大しており、キャッシュ創出力は非常に強い企業です。理論上は増配余力は十分ありますが、成長企業の場合は設備投資やマーケティング投資、在庫投資などに資金を回すことで中長期の企業価値向上を優先するケースが多く、本銘柄もその典型的なスタンスと見られます。したがって配当を毎年安定的に受け取りたい投資スタイルにはあまり向きません。

また株価評価はPBR11倍台、PERも高水準レンジで推移しており、配当利回りが低い状態でも成長期待によって株価が維持されている状況です。このような銘柄は配当利回り上昇による下値支えが弱く、業績が鈍化した場合は株価変動が大きくなりやすい特徴もあります。

総合的に見ると、アシックスは配当収入を重視する投資よりも、業績成長やブランド価値向上による株価上昇を狙うキャピタルゲイン目的の投資向きの銘柄です。配当はあくまで補助的な位置付けであり、インカム投資を主目的にする場合は利回り3%〜5%台の安定配当株と比較検討する必要がある水準と言えます。

今後の値動き予想!!(5年間)

現在の株価4,320円で、売上は6785億円から8109億円、さらに9500億円予想、1兆500億円予想と非常に力強い増収が続いており、グローバルスポーツブランドとして事業規模は急拡大している。ランニングシューズを中心に海外販売が伸びており、ブランド力の向上によって収益構造も大きく改善している。

営業利益も1001億円から1425億円、1710億円予想と大幅な増益が続いており、営業利益率は9.5%から14.7%、17.5%と急速に改善している。ROEも17%台から27%台、36%台と非常に高水準で推移しており、資本効率の面でも日本株の中でトップクラスの水準にある。急成長企業かつ高収益企業の両方の特徴を持つ銘柄といえる。

良い場合は、世界的なランニング需要やスポーツファッション市場の拡大が続き、売上が1兆2000億円規模まで拡大し、営業利益が2200億円前後まで成長するケースである。ブランド価値の上昇によって利益率が18%台まで改善し、ROEも30%台後半を維持できれば市場の評価はさらに高まりやすい。この場合PERが25倍から30倍程度の高評価を維持できる可能性があり、株価は6,500円から8,500円程度まで上昇するシナリオが考えられる。

中間の場合は、売上が1兆円前後で安定し、営業利益も1900億円から2000億円程度の水準で推移するケースである。成長は続くものの伸び率はやや鈍化し、営業利益率も17%前後で安定する展開が想定される。市場評価も落ち着きPERは18倍から22倍程度で推移する可能性が高い。この場合株価は4,000円から5,800円程度のレンジで上下しながら推移する可能性があり、成長株としては比較的安定した値動きになるパターンである。

悪い場合は、世界景気の減速やスポーツ需要の鈍化、ブランド競争の激化などにより売上成長が止まり、営業利益が1500億円前後まで低下するケースである。営業利益率も13%台まで低下し、ROEも20%台前半まで落ちる可能性がある。その場合は市場評価も修正されPERが14倍から16倍程度まで低下する可能性があり、株価は3,000円から3,800円程度まで調整するシナリオが考えられる。

まとめると、この会社は世界的ブランド力と高収益体質を背景に売上と利益が急拡大している成長企業である。安定株というより成長株としての性格が強く、5年間の株価イメージとしては、良い場合6,500円から8,500円、中間の場合4,000円から5,800円、悪い場合3,000円から3,800円程度のレンジで推移する可能性が考えられる。配当利回りは低いためインカム目的よりも株価成長を狙う投資に向きやすい銘柄といえる。

この記事の最終更新日:2026年3月24日

※本記事は最新の株価データに基づいて作成しています。


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