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未来工業(7931)の将来性は?配当利回り・PER・PBRと今後5年の株価予想

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株ウォッチングスコア

成長性★★★★☆
収益性★★★★★
割安度★★★☆☆
安全性★★★★☆
規模感★★☆☆☆
総合評価 0.0 / 5.0
※四季報スコア・業績推移・株価水準などを基に独自算出

株価

最新(2026-03-24)
3,195.00
前日比 +80.00(+2.57%)

未来工業とは

未来工業は岐阜県安八郡輪之内町に本社を置く電設資材メーカーで、電気設備資材、給排水設備資材、ガス設備資材などの製造販売を主力事業としている。1965年に岐阜県大垣市で創業し、その後輪之内町へ本社機能を移転した。

電気工事や住宅設備工事に欠かせない樹脂製配管資材やボックス類などを中心に事業を拡大し、現在では製品数が約2万点に及ぶなど豊富なラインナップを持つ企業として知られている。独自製品の開発力に強みを持ち、施工性や作業効率の向上に寄与する製品を多数展開していることから、高い利益率を維持している点も特徴である。

同社の事業の柱である電設資材分野では、電線管、アウトレットボックス、スイッチボックス、支持具、配線関連部材など幅広い製品を供給している。軽量で耐久性に優れた樹脂製品を中心に、現場の施工効率を高める工夫が随所に盛り込まれており、電気工事業者からの評価は高い。

また給排水設備分野では、配管支持材や排水関連部材、住宅外構向けの設備資材なども取り扱い、住宅建設やリフォーム需要に対応している。さらにガス設備関連資材や通信設備関連部材などにも製品領域を広げており、設備資材の総合メーカーとしての地位を確立している。

2006年には純粋持株会社であった未来株式会社を吸収合併し、未来グループ各社を統括する事業持株会社体制へ移行した。グループには樹脂金型や自動機の設計製作を手掛ける未来精工、物流機能を担う未来運輸、電気設備機器メーカーの神保電器、インターネットサービス事業を行うミライコミュニケーションネットワーク、有線テレビ事業などを行うアミックスコムなどがあり、多角的な事業基盤を構築している。国内では札幌から沖縄まで営業拠点を展開し、生産拠点も全国各地に配置することで供給体制の強化を図っている。

同社は劇団をルーツに持つ企業としても知られており、創業者の山田昭男が打ち出した独自の経営方針が企業文化として根付いている。代表的な取り組みとして「残業ゼロ経営」や年間休日140日、1日の就業時間7時間15分といった制度があり、社員の働きやすさを重視した経営で注目を集めている。

社内では節約や業務改善のアイデアを社員が積極的に提案する風土があり、無駄を排除した効率経営が高収益体質につながっているとされる。従業員は全員正社員で構成され、育児休業は最長3年まで取得可能、定年は70歳とするなど長期雇用を前提とした制度も特徴である。

このように未来工業は、独自製品の開発力と効率経営を武器に電設資材分野で高い競争力を持つ企業であり、建設・住宅設備需要を背景に安定した収益基盤を築いている。電設資材メーカーとしての専門性に加え、働き方改革を先取りした経営モデルでも知られ、設備資材業界の中でも独自の存在感を持つ企業として事業を展開している。

未来工業 公式サイトはこちら

直近の業績・指標

決算期 売上高(百万円) 営業利益(百万円) 経常利益(百万円) 純利益(百万円) 1株益(円) 1株配(円)
連23.3 39,568 4,044 4,152 2,742 159.4 50
連24.3 44,091 7,332 7,477 5,116 304.5 150
連25.3 45,113 6,897 7,067 4,833 299.6 150
連26.3予 47,000 6,200 6,330 4,270 264.2 130
連27.3予 48,000 7,000 7,130 4,800 297.0 150

出典元:四季報オンライン

キャッシュフロー

決算期(単位:百万円) 営業CF 投資CF 財務CF
2023 4,000 -1,974 -979
2024 4,675 -3,175 -4,950
2025 7,531 -3,546 -2,643

出典元:四季報オンライン

バリュエーション

年度 営業利益率 ROE ROA PER PBR
2023 10.2% 5.5% 4.2%
2024 16.6% 10.2% 8.0%
2025 15.2% 9.1% 7.2% 8.0~14.8倍 0.95倍

出典元:四季報オンライン

投資判断

売上は440億円から451億円、470億円予想、480億円予想と安定した増収基調が続いています。電設資材需要や住宅設備関連需要を背景に売上規模は着実に拡大しており、景気変動の影響を受けながらも長期的には右肩上がりの成長が期待できる構造です。営業利益は73億円から68億円、62億円予想と一時的に減益傾向となっていますが、27.3期は70億円予想と回復見通しであり、利益調整後の再成長局面に入る可能性があります。

経常利益も74億円から70億円、63億円予想と一時的に低下した後、71億円予想と持ち直しが見込まれています。純利益も51億円から48億円、42億円予想と減益が続くものの、その後48億円予想と回復する見込みで、短期的な業績の波はあるものの中長期では安定した利益創出力を持つ企業と言えます。

収益性の面では営業利益率が10.2%から16.6%、15.2%と非常に高い水準で推移しており、設備資材メーカーとしてはトップクラスの収益力を維持しています。原価管理力や独自製品比率の高さが利益率の高さにつながっていると考えられます。

ROEも5.5%から10.2%、9.1%と改善しており、資本効率は中位からやや高水準まで上昇しています。ROAも4.2%から8.0%、7.2%と上昇しており、総資産を活かした利益創出力の向上が確認できます。収益性・効率性ともに設備関連企業の中では優良な部類に入る水準です。

評価面ではPERは8.0倍から14.8倍レンジと低めに抑えられており、PBRも0.9倍台と資産価値に近い水準です。高利益率企業としては市場評価がやや低い状態にあり、業績が安定して推移すれば評価修正余地は比較的大きいと考えられます。ただし利益が一時的に減少する局面では投資家の成長期待が低下しやすく、株価は短期的に伸び悩む可能性もあります。

総合的に見ると、高収益体質と安定した増収基盤を持ちながら、短期的には利益調整局面にある銘柄です。割安なバリュエーションが下値を支える構造にあり、長期的には業績回復と評価見直しによる株価上昇余地が期待できます。大きな成長株ではないものの、利益率の高さと財務の安定性を評価して保有する中長期投資向きの銘柄と考えられる水準です。

配当目的とかどうなの?

配当面を見ると連26.3予想の配当利回りは4.06%、連27.3予想は4.69%と、日本株の中では明確に高配当水準に入る銘柄です。利益は短期的に減益局面にあるものの、純利益は51億円から48億円、42億円予想と一定水準を維持しており、営業CFも大きく増加していることから配当余力は比較的高い企業と考えられます。キャッシュ創出力の強さは配当継続性の面で大きな安心材料になります。

収益性の高さも配当投資にはプラス要因です。営業利益率は15%前後と設備資材メーカーとしては非常に高く、ROEも9%前後と中位以上の水準にあります。独自製品が多く価格競争に巻き込まれにくい体質は、景気が悪化しても利益が急減しにくい特徴につながります。このため配当利回り4%台を安定的に受け取りやすい構造と言えます。

一方で利益はやや景気敏感な側面があり、住宅着工や設備投資の動向によって業績が上下する可能性があります。そのため配当が毎年大きく増配していくタイプというよりは、高めの配当水準を維持する安定高配当株に近い性格です。またPERが低めで推移しやすい点から、配当利回りが上昇しても株価が大きく上昇しない局面も想定されます。

総合的に見ると、未来工業は配当利回り4%前後から4%台後半が期待できるため、インカム目的の投資には十分魅力のある銘柄です。特に高収益体質と安定したキャッシュフローを背景に長期保有しやすい特徴があり、値上がり益よりも配当収入を重視する中長期投資家向きの水準と考えられます。

今後の値動き予想!!(5年間)

現在の株価は3,195円で、売上は440億円から451億円、470億円予想、480億円予想と安定した増収基調が続いています。営業利益は73億円から68億円、62億円予想と短期的に減益調整局面にあるものの、27.3期は70億円予想と回復が見込まれています。

営業利益率は10%台後半と高水準で推移しており、独自製品比率の高さを背景に設備資材メーカーとしては非常に高い収益力を持つ企業です。一方でPERは8倍から14倍台のレンジ、PBRは0.9倍台と評価は低めに抑えられており、株価は大きく崩れにくい反面、急騰もしにくい特徴があります。

良い場合は、住宅設備需要や電設資材需要が堅調に推移し、売上が想定以上に拡大しながら営業利益も再び増益トレンドに入るシナリオです。営業利益率が15%台後半を維持し、ROEも10%台で安定すれば市場評価が見直されやすくなります。この場合PERが15倍から17倍程度まで上昇する可能性があり、5年後の株価は4,200円から4,900円程度までの上昇が期待できます。さらに配当利回り4%前後を維持できれば長期資金が入りやすく、緩やかな上昇トレンドを形成する可能性があります。

中間の場合は、売上が緩やかに増加し利益も横ばいから微増程度にとどまる安定成長シナリオです。営業利益率は14%から15%前後で推移し、PERも現在と同水準の11倍から14倍程度の評価が続くと考えられます。この場合株価は3,000円から3,800円程度のレンジで推移しやすく、配当利回りが下値を支える一方で大きな上昇材料も出にくい展開となります。長期では緩やかな右肩上がりまたはボックス圏の動きになりやすい水準です。

悪い場合は、住宅着工の減少や設備投資の停滞、利益率の低下などにより営業利益が減少し、営業利益率が12%前後まで低下するシナリオです。ROEも7%台まで下がれば評価も低下しやすく、PERは9倍から10倍程度まで縮小する可能性があります。この場合株価は2,300円から2,800円程度まで下落する展開も考えられます。ただしPBRが低く配当利回りも高いため長期資金の買いが入りやすく、大きく崩れた後は一定のレンジ回復が起こりやすい銘柄です。

総合的に見ると、高収益体質と高配当を背景に大きく下がりにくい一方、爆発的な成長による急騰も起こりにくい安定型銘柄です。5年間では緩やかな上昇かレンジ推移が基本シナリオになりやすく、配当を受け取りながら中長期での評価修正を待つ投資に向く水準と考えられます。

この記事の最終更新日:2026年3月24日

※本記事は最新の株価データに基づいて作成しています。


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