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インターライフホールディングスの株価動向まとめ 最新決算と今後の株価予想【証券コード1418】

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株価

インターライフホールディングスとは

インターライフホールディングス株式会社は、東京都中央区銀座に本社を置く建設関連企業グループの持株会社です。2010年10月5日に設立され、東京証券取引所スタンダード市場に上場しています。

代表取締役社長は貴田晃司氏で、資本金は約29億円です。決算期は毎年2月で、グループ全体の経営管理や事業戦略の立案を行っています。

同社グループの主な事業は「内装工事事業」「音響・照明設備事業」「設備・メンテナンス事業」の3つに分かれています。内装工事事業では、商業施設やホテル、ブライダル会場、オフィス、展示会場などの設計やデザイン、施工管理を行っています。

音響・照明設備事業では、ホールやイベント施設、学校などで使用される音響・映像・照明設備の設計や施工、メンテナンスを手掛けています。設備・メンテナンス事業では、建物の空調・電気・給排水設備などの工事や修繕、清掃、管理を行い、施設運営のサポートをしています。

グループ全体の売上構成を見ると、内装工事事業が約6割、音響・照明設備事業が3割強、設備・メンテナンス事業が1割弱を占めています。内装と設備を一体的に扱える強みを活かし、商業施設やホテル、オフィスなどのトータル施工サービスを提供しているのが特徴です。

全体として、インターライフホールディングスはデザイン性と技術力を活かした空間づくりを得意とする企業グループであり、店舗や施設の改装需要の増加を追い風に、安定した事業展開を行っています。

直近3年間の業績・指標

決算期(単位百万) 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
2023/02期 11,460 168 177 179
2024/02期 12,626 270 245 384
2025/02期 16,940 875 875 705

バリュエーション

年度 PER(倍) PBR(倍) 営業利益率(%) ROE(%) ROA(%)
2025/02期(実績) 10.8 1.75 約5.2 17.9 約8.0

出典: Yahoo!ファイナンス企業 株探(kabutan.jp)、IR BANK(irbank.net/1418)

投資判断

インターライフホールディングスは、内装工事や音響・照明設備、設備メンテナンスを中心に事業を展開しており、売上は順調に伸びています。2025年2月期の実績では、売上高が約169億円、営業利益が約8.7億円、経常利益も同水準、純利益は約7億円でした。

営業利益率はおよそ5%で、建設関連企業としては平均的な水準です。

指標面を見ると、PERはおよそ11倍、PBRは1.7倍前後で、株価はやや割安から適正水準といえます。ROEは約18%と高く、資本を効率よく活用して利益を出していることがわかります。ROAも約8%あり、総資産全体の収益性も比較的良好です。

これらの数値から判断すると、同社は急成長を狙う銘柄というよりは、安定した収益基盤を持ちながら堅実に利益を上げている企業です。利益率は高くありませんが、ROEが高いことから経営効率が良く、内部資本を上手に活かしています。

一方で、事業の特性上、人件費や資材コストの上昇、受注状況によって業績が変動しやすい点には注意が必要です。利益率の改善が続くかどうかが今後の株価上昇のカギとなります。

総合的に見ると、インターライフホールディングスは「割安で中期的な成長が見込める安定株」として評価できます。短期的な値上がりを狙う銘柄ではありませんが、堅実な経営を続ける限り、中長期保有でリターンを狙うには悪くない銘柄といえます。

今後の値動き予想!!

インターライフホールディングスの株価は現在およそ520円前後で推移しています。ここ1年の値動きを見ると、おおよそ270円から530円の範囲で上下しており、直近では高値圏にあります。業績はここ数年で改善傾向にあり、PERが約11倍、PBRが1.7倍前後と、株価水準としては割安からやや適正な水準に位置しています。

今後の値動きを予想すると、まず強気(楽観)シナリオでは、内装工事や音響・照明設備の受注が伸び、利益率が改善していけば、株価が600円から700円程度まで上昇する可能性があります。ROEが高く資本効率が良いことも投資家に評価されれば、再び上値を試す展開になるでしょう。

一方、業界全体が人件費や資材価格の上昇に直面しているため、コスト増が利益を圧迫すれば株価は下落するリスクもあります。

その場合、400円台前半まで調整することも考えられます。

最も現実的なのは中立的なシナリオで、当面は450円から600円のレンジで推移しながら、業績の進展を見極める動きになるでしょう。大きく下がりにくい反面、急激な上昇も起こりにくい安定株の性格が強いといえます。

総合的に見ると、インターライフホールディングスは堅実な業績と安定した経営基盤を持ち、長期的にじっくり保有するタイプの銘柄です。今後も業績が順調に推移すれば、株価の上昇余地はありますが、急騰を狙うよりも中長期的な資産形成を目的に保有するのが現実的だと考えられます。

この記事の最終更新日:2025年10月23日

※本記事は最新の株価データに基づいて作成しています。


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