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たけびし(7510)の株価は割安?決算推移・配当・今後5年の株価予想

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株価

最新(2026-03-06)
2,574.00
前日比 -29.00(-1.11%)

たけびしとは

株式会社たけびしは京都府京都市右京区西京極に本社を置くエレクトロニクス商社で、三菱電機系の技術商社としてFA機器や半導体、電子デバイス、情報通信機器などを中心に幅広い製品を取り扱っている企業である。

三菱電機製品の販売を主力として発展してきたが、現在では三菱以外のメーカー製品の取り扱いも多く、売上の6割以上が三菱電機以外の製品となっている。工場自動化関連機器を中心に、半導体、電子デバイス、医療機器、情報通信機器、社会インフラ関連設備など幅広い分野の製品やソリューションを提供する技術商社として事業を展開している。

同社の創業は1926年で、大阪市北区に九笹商業株式会社として設立されたことに始まる。1930年に株式会社竹菱電機商会へ商号変更し、その後1943年に株式会社竹菱電機へ改称した。1963年には京都市西院溝崎町に本社を新築移転し、1991年には現在の京都市右京区西京極豆田町へ本社を移転した。

1996年には大阪証券取引所第二部および京都証券取引所に上場し、2013年の東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い東京証券取引所第二部へ上場、2014年には東京証券取引所第一部へ指定替えとなった。2006年には現在の社名である株式会社たけびしへ変更している。また2019年には京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場の命名権を取得するなど地域との関わりも深い企業である。

事業内容は主に電気機器や電子機器の販売およびシステム構築、関連工事の設計・施工などで構成されている。取り扱う主な製品としては、FA機器や産業機械、半導体や電子デバイス、エンベデッド機器などの電子部品分野がある。

また空調・低温機器、住宅設備、照明機器、エレベーター・エスカレーターなどの設備機器、電力機器や発電機、受変電設備、水処理プラントなどの社会インフラ関連設備も取り扱っている。さらに電子医療機器、通信機器、映像機器、情報通信機器なども扱っており、幅広い産業分野に向けた製品供給を行っている。

同社は単なる製品販売だけでなく、システム設計やソフトウェア開発なども行っており、FAシステムや情報システムの構築などトータルソリューションを提供している。製造業向けには生産ラインの自動化や効率化を支援するFAシステム、IoTやAIを活用した製造現場のデジタル化ソリューションなどを提供しており、製造業のDX推進にも取り組んでいる。またOPCやIoT関連の自社オリジナル製品の開発にも力を入れており、製造現場のデータ活用や設備管理の高度化を支援する製品を提供している。

さらに社会インフラ分野では、ビル設備や環境・省エネ関連機器、監視システムなどの導入支援を行っており、防犯対策や運営管理を含めた総合監視ソリューションも提供している。通信・情報分野ではネットワーク機器やITシステムの構築、機器販売、メンテナンスまで一体的にサポートする体制を整えている。

このようにたけびしは、FA機器や電子デバイスなどの産業機器分野を中心に、社会インフラ、情報通信、医療機器など多様な分野に製品とソリューションを提供する技術商社である。製品の企画・開発からシステム構築、量産、物流、品質管理まで幅広く対応し、顧客のモノづくりや社会インフラを支える総合エレクトロニクス商社として国内外で事業を展開している企業である。

たけびし 公式サイトはこちら

直近の業績・指標

年度 売上高(百万円) 営業利益(百万円) 経常利益(百万円) 純利益(百万円) 一株益(円) 一株配当(円)
連21.3 63,568 2,082 2,195 1,344 91.4 38
連22.3 81,603 3,020 3,168 2,092 137.0 52
連23.3 97,404 3,919 4,041 2,738 171.6 56
連24.3 101,355 3,736 3,915 2,501 156.6 62
連25.3 100,965 3,426 3,761 2,659 166.2 62
連26.3予 104,000 3,700 4,000 2,700 168.5 68
連27.3予 106,500 4,000 4,300 2,600 162.2 68〜70

出典元:四季報オンライン

キャッシュフロー

年度 営業CF(百万円) 投資CF(百万円) 財務CF(百万円)
2023 -716 -191 1,204
2024 6,083 -84 -4,422
2025 1,819 -95 -1,310

出典元:四季報オンライン

バリュエーション

年度 営業利益率 ROA ROE PER(倍) PBR(倍)
2023 4.0% 4.2% 7.6%
2024 3.6% 3.8% 6.4%
2025 3.3% 4.1% 6.5% 9.8〜13.0 0.96

出典元:四季報オンライン

投資判断

たけびしの業績を見ると、売上は1013億円から1009億円、1040億円予想とおおむね1000億円前後の規模で推移しており、急激な拡大はないものの安定した事業規模を維持している。FA機器や半導体、電子デバイスなどを扱う技術商社であり、製造業の設備投資動向の影響を受けやすいものの、一定の売上規模を維持している企業といえる。

利益面を見ると、営業利益は37億円から34億円、37億円予想とやや減少した後に回復する見込みとなっている。経常利益も39億円から37億円、40億円予想と同様の流れで、純利益は25億円から26億円、27億円予想と緩やかな増加となっている。利益は大きく成長しているというより、景気や設備投資の影響を受けながら横ばいに近い推移をしている企業といえる。

収益性を見ると、営業利益率は4.0%から3.6%、3.3%とやや低下しており、商社型ビジネスとしては平均的な水準である。ROEは7.6%から6.4%、6.5%とやや低めの水準で推移しており、資本効率は高収益企業ほどではない。ROAは4.2%から3.8%、4.1%と安定しているが、こちらも平均的な水準にとどまっている。

バリュエーションを見ると、PERは過去レンジで9.8倍から13.0倍程度となっており、成長株というより安定企業として評価されている水準である。PBRは0.9倍で、資産価値に近い水準で取引されていることから、市場からは比較的割安な評価を受けているといえる。

総合的に見ると、この会社は売上1000億円規模の安定した技術商社であり、急成長企業ではないが堅実な利益を維持している企業である。収益性は平均的でROEも高くはないが、PBRが1倍前後と低く、資産面から見れば割安感はある。大きな成長ストーリーがある銘柄ではないものの、安定した事業基盤を持つ中堅商社として評価されるタイプの企業と判断できる。

配当目的とかどうなの?

たけびしを配当目的で見ると、利回りは中程度で安定配当型の銘柄といえる。予想配当利回りは連26.3、連27.3ともに2.7%前後となっており、日本株平均の約2%よりはやや高いが、高配当株と呼べるほど高い水準ではない。インカム狙いとしては「中配当株」という位置付けになる。

利益とのバランスを見ると、2025年の1株益は166円に対して配当は62円となっており、配当性向は約37%程度である。2026年予想では1株益168円に対して配当68円となるため、配当性向は約40%程度になる。これは無理のない水準であり、利益の範囲内で安定して配当を出している状態といえる。

業績面を見ると、営業利益は37億円から34億円、37億円予想と大きな成長はないものの安定しており、純利益も25億円から26億円、27億円予想と緩やかな増加となっている。FA機器や電子デバイスを扱う技術商社であり、製造業の設備投資の影響は受けるものの、一定の利益水準を維持している企業である。

キャッシュフローを見ると、営業キャッシュフローはマイナス7億円から60億円、18億円と年度によって変動はあるが基本的にはプラス圏に戻っている。一方で投資キャッシュフローは小規模なマイナス、財務キャッシュフローは配当などでマイナスとなっており、成熟企業らしいキャッシュフロー構造となっている。

総合的に見ると、たけびしは「安定配当型の技術商社」という位置付けになる。利回りは2%台後半で極端に高くはないが、配当性向が40%前後と余裕があり、配当の安定性は比較的高い。高配当株として強い魅力がある銘柄ではないものの、安定した配当を受け取りながら長期保有するタイプの銘柄といえる。

今後の値動き予想!!(5年間)

現在の株価2,574円を前提に数値を見ると、売上は1013億円から1009億円、1040億円予想とおおむね1000億円前後の規模で推移しており、急成長している企業ではないが安定した事業規模を維持している。FA機器や半導体、電子デバイスなどを扱う技術商社であり、製造業の設備投資動向の影響を受けやすいものの、一定の需要がある分野で事業を行っている企業である。

営業利益は37億円から34億円、37億円予想と横ばいに近い推移で、経常利益も39億円から37億円、40億円予想と同様の動きになっている。純利益は25億円から26億円、27億円予想とわずかに増加しているが、全体としては大きな成長より安定を重視した企業といえる。

良い場合は、FA機器や半導体関連の需要拡大によって売上が1100億円以上まで拡大し、営業利益が45億円前後まで成長するケースである。製造業の設備投資が活発になり、FA機器や電子デバイスの販売が伸びれば利益率も改善する可能性がある。営業利益率が4%台半ばまで回復し、ROEも8%から9%程度まで改善すれば市場評価もやや高まり、PERが12倍から15倍程度まで見直される可能性がある。その場合、株価は3,100円から3,700円程度まで上昇するシナリオが考えられる。

中間の場合は、売上が1000億円前後で安定し、営業利益も40億円前後の水準で推移するケースである。設備投資の景気に左右されるものの大きな成長も大きな悪化もなく、安定企業として評価される可能性が高い。この場合PERも現在と近い10倍から12倍程度で推移し、株価は2,300円から2,900円程度のレンジで比較的穏やかな値動きになる可能性がある。

悪い場合は、製造業の設備投資が落ち込みFA機器や電子デバイスの需要が減少するケースである。営業利益が30億円前後まで低下し、営業利益率も3%を下回る可能性がある。ROEも5%前後まで低下すれば市場の評価も低くなり、PERが8倍から9倍程度まで低下する可能性がある。その場合、株価は1,900円から2,200円程度まで下落する可能性が考えられる。

まとめると、この会社は急成長株ではなく、製造業の設備投資に連動しながら安定した事業を続ける技術商社である。5年間の株価イメージとしては、良い場合3,100円から3,700円、中間の場合2,300円から2,900円、悪い場合1,900円から2,200円程度のレンジで推移する可能性が考えられる。配当を受け取りながら比較的安定した値動きになりやすい銘柄といえる。

この記事の最終更新日:2026年3月7日

※本記事は最新の株価データに基づいて作成しています。


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