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リックス(7525)の株価は割安?決算推移・配当・今後5年の株価予想

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株価

最新(2026-03-09)
3,600.00
前日比 -105.00(-2.83%)

リックスとは

リックス株式会社は、福岡県福岡市博多区に本社を置く産業機械商社で、メーカー機能と商社機能を併せ持つ企業です。東京証券取引所プライム市場に上場しており、業種分類は卸売業に属しています。

顧客は鉄鋼や自動車業界を中心に、電子・半導体、ゴム・タイヤ、紙パルプ、食品、環境関連など幅広い製造業に広がっており、生産現場で使用される設備や部品、消耗品などの生産材を提供しています。工作機械向け部品や流体機器などを扱う産業機械商社として発展してきた企業です。

同社の創業は1907年で、山田籐七が福岡市博多区で山田商店を創業したことに始まります。創業当初はしまや足袋本舗の販売代理業を行い、官営八幡製鉄所へ地下足袋やゴム靴を納入していました。その後、昭和期に入りバルブやポンプ、シリンダーなどの流体関連機器に使用されるオイルシールの取り扱いを開始し、産業機械関連分野へ事業を拡大しました。

産業界の機械化とともに取り扱い製品を広げ、顧客企業のニーズに対応しながら産業機械商社として成長してきました。創業から110年以上にわたり黒字経営を継続している点も特徴です。

リックスの特徴は、商社機能とメーカー機能の両方を持つ「メーカー商社」である点です。商社機能としては、国内外のメーカーから機械部品や装置を仕入れ、顧客企業の生産現場に提供する課題解決型の営業を展開しています。

一方、メーカー機能としてはロータリージョイント(回転継手)をはじめ、高圧洗浄機、高圧ポンプ、半導体向け洗浄装置、浮上油回収装置、造水装置などの自社製品を開発・製造しています。高圧液圧技術、高圧洗浄技術、精密洗浄技術、トライボロジー技術などをコア技術としており、自社ブランド製品も展開しています。

同社の代表的な自社ブランドは「ROCKY」で、ロータリージョイントなどの製品に使用されています。ROCKYという名称にはロッキー山脈を越えてアメリカ市場へ展開するという志が込められています。

1990年に現在の社名であるリックス株式会社へ変更され、社名のRIXはR=ROCKY、I=Industrial、X=無限の可能性を意味しています。また企業理念として「RIXing Action」と呼ばれる9つの行動指針を策定し、人材教育や企業文化の形成に活用しています。

事業展開は国内だけでなく海外にも広がっており、中国、タイ、アメリカ、ドイツ、インドネシア、インドなどに販売・製造拠点を設置しています。鉄鋼、自動車、電子・半導体など世界の製造業の生産拠点に設備や部品を供給しており、グローバルに事業を展開しています。国内では鉄鋼事業部や自動車事業部を中心に全国の製造業地域に営業拠点を配置し、顧客の設備保守や改善提案なども行っています。

さらに研究開発にも力を入れており、2024年には福岡県糟屋郡粕屋町に研究開発拠点となるリックス協創センターを開設しました。ここでは新製品開発や技術研究を進め、メーカー機能の強化を図っています。商社としての幅広い商品供給と、自社製品の開発・製造を組み合わせることで、製造業の生産現場を支える産業機械企業として事業を展開しています。

リックス 公式サイトはこちら

直近の業績・指標

年度 売上高(百万円) 営業利益(百万円) 経常利益(百万円) 純利益(百万円) 一株益(円) 一株配当(円)
連21.3 36,023 1,785 2,090 1,364 167.1 45
連22.3 39,969 2,580 2,985 2,051 251.1 65
連23.3 45,223 3,326 3,748 2,763 340.0 135
連24.3 49,752 3,544 3,934 2,779 343.8 141
連25.3 54,727 3,882 4,197 2,841 351.0 141
連26.3予 57,000 3,990 4,080 2,850 351.6 146
連27.3予 62,000 4,350 4,500 3,160 389.8 156

出典元:四季報オンライン

キャッシュフロー

年度 営業CF(百万円) 投資CF(百万円) 財務CF(百万円)
連23.3 2,128 -1,569 -1,083
連24.3 1,496 -1,253 -1,236
連25.3 3,127 -2,310 -1,070

出典元:四季報オンライン

バリュエーション

年度 営業利益率(%) ROA(%) ROE(%) PER(倍) PBR(倍)
2023 7.3 7.3 12.9
2024 7.1 6.7 11.7
2025 7.0 6.4 11.1 6.1〜11.2 1.06

出典元:四季報オンライン

投資判断

売上は497億円から547億円、570億円予想と安定した増収が続いています。産業機械商社として鉄鋼や自動車など幅広い製造業向けに部品や設備を供給しているため、事業規模は着実に拡大しています。営業利益も35億円から38億円、39億円予想と緩やかな増益が続いており、急成長ではないものの安定して利益を積み上げる企業です。

収益性を見ると営業利益率は7.3%から7.1%、7.0%とやや低下しているものの、依然として7%前後の水準を維持しています。商社系企業としては比較的高い利益率であり、安定した収益力を持つ企業といえます。大きく改善しているわけではありませんが、安定した収益構造が続いている点が特徴です。

資本効率を見るとROEは12.9%から11.7%、11.1%とやや低下しているものの、10%以上を維持しており資本効率は良好です。ROAも7.3%から6.7%、6.4%とやや低下していますが依然として高い水準で、資産効率も比較的高い企業といえます。商社型企業としては効率の良い経営をしている部類です。

利益の安定性を見ると、営業利益は35億円から40億円程度のレンジで推移しており、大きく変動する企業ではありません。製造業向けの設備や部品を扱う企業であるため景気の影響を受ける面はあるものの、複数業界に顧客を持つことで比較的安定した利益構造を形成しています。

株価評価を見ると、PERは6.1倍から11.2倍のレンジとなっており、日本株の平均と比べてもやや割安な水準です。PBRも1.0倍前後と資産価値に近い水準で評価されており、過度に高い評価を受けている銘柄ではありません。市場は成長株というより、安定した産業機械商社として評価している状態と考えられます。

総合的に見ると、リックスは売上と利益が安定して拡大している堅実型の企業です。営業利益率やROEも比較的高く、資本効率も良好です。一方でPERやPBRは高くなく、割安な水準で評価されているため、安定企業としては投資妙味がある銘柄といえます。急成長株ではないものの、堅実な業績と安定した収益構造を背景に中長期で安定した投資対象になりやすい企業と考えられます。

配当目的とかどうなの?

配当目的で見ると、この銘柄は比較的魅力のある水準といえます。予想配当利回りは2026年3月期で4.05%、2027年3月期で4.22%と、日本株全体の平均である2%前後を大きく上回る水準です。4%台の利回りは高配当株としても十分に魅力のある水準で、インカムゲインを重視する投資家にとっては検討対象になりやすい銘柄です。

利益面を見ると、営業利益は35億円から38億円、39億円予想と安定した増益が続いており、純利益も27億円から28億円前後で推移しています。急成長企業ではありませんが、利益が大きくブレる企業ではなく、比較的安定した収益構造を持っています。このような安定した利益体質の企業は配当を継続しやすく、高配当投資との相性は良いタイプです。

収益性を見ると営業利益率は7.3%から7.1%、7.0%とやや低下していますが、7%前後の水準を維持しています。ROEも11%前後を維持しており資本効率も比較的良好です。商社系企業としては安定した収益力を持っているため、配当の継続性も比較的高いと考えられます。

株価評価を見ると、PERは6.1倍から11.2倍のレンジ、PBRも1.0倍前後と割高感はありません。高配当株でありながら株価評価が過度に高くないため、配当利回りを維持しやすい水準にあるとも言えます。

総合的に見ると、この銘柄は高配当かつ安定収益型の企業であり、配当目的の投資としては比較的魅力のある銘柄です。急激な株価上昇を狙う成長株というより、安定した利益と配当を受け取りながら長期保有するタイプの銘柄と考えられます。配当利回り4%前後を継続できる場合、インカムゲイン目的の投資家にとっては十分に検討価値のある企業といえます。

今後の値動き予想!!(5年間)

現在の株価3,600円で見ると、売上は497億円から547億円、さらに570億円予想と安定した増収が続いており、産業機械商社として事業規模は着実に拡大しています。鉄鋼や自動車業界を中心に幅広い製造業向けに部品や設備を供給している企業であり、設備投資の需要を背景に業績は比較的安定して推移しています。

営業利益も35億円から38億円、39億円予想と緩やかな増益が続いており、大きく利益が伸びるタイプではないものの堅実に利益を積み上げる企業です。営業利益率は7.3%から7.1%、7.0%とわずかに低下しているものの依然として7%前後の水準を維持しており、ROEも11%前後で安定していることから、収益性と資本効率のバランスが取れた企業といえます。

良い場合は、製造業の設備投資拡大や海外事業の成長により売上が650億円以上まで拡大し、営業利益が50億円前後の水準まで成長するケースです。自社製品であるロータリージョイントなどメーカー機能の拡大や、半導体や自動車関連設備の需要増加により売上が伸び、規模拡大によって利益率もやや改善する可能性があります。営業利益率が8%前後まで上昇し、ROEも13%から15%程度まで改善すれば企業の収益力に対する評価が高まり、PERが14倍から16倍程度まで見直される可能性があります。その場合、株価は4,800円から5,700円程度まで上昇するシナリオが考えられます。

中間の場合は、売上が600億円前後まで緩やかに拡大し、営業利益も40億円から45億円程度の水準で安定するケースです。産業機械商社として幅広い業界に顧客を持つため業績は大きく崩れにくく、営業利益率も7%前後、ROEも11%前後の水準で推移する可能性が高いです。市場評価も現在と近いPER9倍から11倍程度で落ち着く場合、株価は大きく上昇することも大きく下落することもなく、3,200円から4,200円程度のレンジで比較的穏やかな値動きになる可能性があります。いわゆる安定株としての動きになりやすいパターンです。

悪い場合は、鉄鋼や自動車など製造業の設備投資が減速し、需要が伸び悩むケースです。売上が550億円前後で伸び悩み、営業利益が35億円前後まで低下する可能性があります。利益率も6%台まで低下し、ROEも9%前後まで下がる場合は市場の評価も低くなり、PERが7倍から8倍程度まで低下する可能性があります。その場合、株価は2,400円から3,000円程度まで下落する可能性が考えられます。

まとめると、この会社は産業機械商社として製造業の設備投資を背景に売上と利益が緩やかに成長している企業です。急成長株ではないものの収益性と資本効率は比較的高く、5年間の株価イメージとしては、良い場合4,800円から5,700円、中間の場合3,200円から4,200円、悪い場合2,400円から3,000円程度のレンジで推移する可能性が考えられます。高配当を受け取りながら比較的安定した値動きになりやすい銘柄といえます。

この記事の最終更新日:2026年3月9日

※本記事は最新の株価データに基づいて作成しています。


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